受かる志望理由書の書き方? WILL/”やりたい”を整理する

志望動機を整理することは、最初のステップにして最大のポイントといえるでしょう。何故なら志望動機とは自分の軸となる部分あり、これを基軸にして全ての作業を行っていくからです。故にこの基軸が曖昧のままだと、次のステップに進んでもどこかで矛盾が生じてしまったり、志望動機に自信が持てていないことを採用側から見抜かれてしまう可能性があります。

自分と対話し、深堀りをする

先日、とある高校生から以下のような相談をいただきました。

早稲田大学が求める人材像や留学制度、環境など、かなり国際関係に力を入れている点に惹かれます。将来は国際関係の仕事に就きたいと考えています。実はCAやアナウンサーへのあこがれが強いのですが、政治経済学部志望でそれは通用しないかな、、、と。これらを踏まえて、志望校での研究テーマというものはどのようにして決めていけばよいでしょうか。

国際関係の仕事に就きたいと言いながらも、主にドメスティック(国内的)な仕事であるアナウンサーと、それなりに国際的と言える仕事であるCAだと、大きく方向性が違いますよね。もちろんどちらも本心だとは思いますが、ここで大切なことは「なぜアナウンサーに憧れているのか」「なぜCAに憧れているのか」ということです。
例えば「なぜアナウンサーに憧れるのか」という理由を深堀りすると「声を出すことが好きだから」「様々なニュースを世の中に伝えたいから」など人によって異なる様々な理由があると思います。前者の場合にはアナウンサー以外にも声優などのお仕事も検討する価値がありますし、後者の場合には記者などのお仕事も検討すると良いでしょう。繰り返しになりますが、大切なことは何故その職業に就きたいのか、なぜそうなりたいのか、という理由(目的)であって、特定の職業に就くことや留学などを経験すること自体は手段に過ぎません

ちなみに早稲田大学の政治経済学部国際政治経済学科にAO入試で合格した友人に話を聞いてみると

私はどちらかというとメディア寄りで志望理由書いたわ。高校生のときは戦争ジャーナリストになりたかったから、国際関係や民族問題の勉強をして、声が届かない弱者の人々を代弁したいんです!って凄くクサい&ありがちな志望理由を出した思い出がある…笑
(早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科4年 女性)

と話していました。彼女がこの志望理由で合格することができたのは、単に戦争ジャーナリストになりたいというだけではなく、彼女自身の経験から「声が届かない弱者の人々を代弁したい」という想いを抱き、それを軸として志望理由を語ったからでしょう。

受かる志望理由書の書き方? CAN/”できる”を調べる

志望理由書を作成する際に肝となるのは、入学後に私がやりたいことが志望学部にはあることを伝えること。そのためには、全体の構成として以下のような流れを意識すると効果的に大学側に自分の熱意を伝えることができます。