政経勉強法?―問題演習―

単語が一通り終わったら、次は問題演習です。
問題演習にオススメの参考書が、「政治・経済 標準問題精講(昼神 洋史、金城 透著)」です。

これは、様々なレベル帯が集う予備校の政治経済クラスでよくオススメされるものですが、問題演習には非常に優れています。本書には、基礎レベルから発展レベルまでの各学校様々な過去問が整理されて載っています。出題校のレベルは、日東駒専から早慶上智レベルまでですが、基本的にはこれを完璧にすれば、どの一般受験でも9割程度をとることが出来ると言われていますし、実際に自分も使用していました。

この本の特に良いところは、普通の過去問と違い、解答欄には各ワードの意味が全て記載されています(例えば、問題中の選択単語が「ワット」の場合、解答欄には「ワットは、産業革命期の「蒸気機関」の改良車として有名。」などと記載されています)。そして、もちろん索引もついているので、辞書いらずです(笑)

また、政経受験者のほとんどが嫌っている計算問題(生産需給等)に関しても、それらがほとんど掲載されない問題集が多い中で、「政治・経済 標準問題精講」にはしっかりと過去問として出題されている。特に早稲田は、計算問題が比較的多く出題される傾向にあるので、気を付けたいポイントです。

この参考書が一通り終わったら、いよいよ過去問演習です。
過去問の進め方については、「【早稲田・慶應】過去問の進め方」にまとめてありますのでご覧ください。

政経勉強法―まとめ―

以上のように、政治経済を勉強する上で大切なことは丸暗記ではなく単語の意味、文脈をしっかりと抑えることです。前述した単語の覚え方とオススメ参考書を用いた勉強を重ねれば、必ず結果もついてきます。また、そもそも勉強に対するやる気がいまいち上がらないという方は、ぜひ勉強のやる気を爆発的に高める3つの方法をご覧ください。自分自身で、やる気をコントロールすることができるようになります。
それでは、また次回のコラムで!