最大の格差は「個人間の行動格差」

「意識の差」や「情報の差」は全体的な傾向であって、実際は個々によって大きく異なります。政経学部の人でも全くアンテナを張らずに情報を逃す人もいれば、スポーツ科学部でもアンテナをしっかり張って、情報を得ている人もいます。

そして「意識の差」が異なれば、それだけ「行動の差」が生じてきます。

近年では、外資系、IT、ベンチャー企業を中心に「優秀な人材は時期を問わずに囲い込む」という傾向が増えてきており、私の回りにも通常ルート以外の方法で内定を獲得した友人が何人かいます。こうした友人は書類選考以外の方法を用いて企業の方に認知してもらい、自分のペースで実社会との接点を築きあげることで道を切り拓いています。

こうした傾向は更に加速すると予想されますので、今後は「自分はどこの学部に所属しているか」ということよりも「自分は何を考え、どんな行動をしてきたか」、ということがますます大切になってくるでしょう。

高校生のうちからこの事実を知っておき、入学と同時に行動を起こすことは大きなアドバンテージとなるはずです。

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