「適度に手を抜く」受験勉強とは

塾の先生からよく「適度に手を抜いてやらないと受験は乗りきれないよ」と言われるのですが、その加減が分からず、毎日もやもやしています。

“適度に手を抜く”とは、どう言った感じでやれば良いのでしょうか?

回答者:早稲田大学創造理工学部2年生

こんにちは(^O^)/
早稲田の二年生です。

その気持ちすごくよくわかります。自分も高校生のとき成績が上がらず、落ちてしまうんじゃないかという不安からかなり追い込んで勉強していましたが、学校の先生からは「そんなに詰めてやってたらパンクしちゃうぞ」と言われ、どの程度追い込んでやればいいのかわからないでいました。

塾の先生が言っている適度に手を抜くとは二つの意味があると思います。
一つは考えすぎてはいけないという意味です。自分もそうだったんですが成績を上げよう上げようと思って机に向かっていると気持ちばかり焦って勉強に集中できないということがあります。成績を上げようと思う気持ちは大事です。ですがその気持ちがありすぎると逆に集中できず、成績は下がってしまう可能性があります。では具体的に成績を上げたいという気持ちはどれくらいに持っていればいいかということなんですが、「この問題集を毎日3ページは必ずやって、わからないところは先生に聞こう。そうすれば英語の成績は上がるだろうな」くらいで大丈夫です。楽観的と思うかもしれないですがこれくらいがちょうどいいです。

二つ目は息抜きも大事であるということです。休み時間や睡眠時間を削って勉強する人もなかにはいます。もちろん悪いことではありません。ですが削っていることにストレスがあるなら絶対にやめた方がいいです。どういうことかというと、休み時間は友達と話したいけど成績上げたいから勉強する、というときに無理してやる必要はないということです。ここで無理して勉強をするとすごくストレスになって途中で勉強が嫌になってしまう可能性があります。受験勉強はストレスがかかるのでストレスをどう発散するか、溜めないかということは非常に大事です。もしつらいけど少しは勉強したいというのであれば、火曜と木曜だけは勉強して他の曜日は友達とおしゃべりしようと曜日をきちんと決めれば大丈夫です。1週間に1日は勉強量を減らして自分がやりたいことをやるのも効果的です。自分は日曜だけは勉強を9時に終わらせて、そのあとゲームしてました笑

このような二つの理由があって「適度に手を抜いてやれ」と言っているのだと思います。受験はプレッシャーの中での戦いで、精神的にすごくまいってしまいそうになるかもしれませんが、諦めず最後まで頑張ってくださいね♪( ´▽`)