将来の夢や明確な志望動機が決まっていなくてもモチベーションは続きますか

みなさん早慶に通われてると思いますが周りのお友達とか自分の将来の夢を教えてください。

どういう夢を持った人が早慶に行くのか気になってます。

ちなみに今僕には夢がありません。

ですが一応早慶を目指してるのですが気持ち的に弱いといつか切れちゃうかもしれないので今将来の夢を探してます

回答者:慶應義塾大学理工学部物理情報工学科3年生

夢がなくても大丈夫ですよ。何がなくたって、頑張ったことは絶対に力になります。

私の将来の夢は環境省に入ることですが、つい最近見つけた夢です。
中学生から高3までは、字幕や本の翻訳家になりたいと思っていました。もしくは、宇宙が好きだったので天文学や航空宇宙を学んであわよくば、JAXAとかNASAに行きたいなと(大層なゆめですよね(笑))。
そしてこのふたつが、相反するので、文系にいくか理系にいくか迷っていました。もともと、高1までは、自分には文系が向いているし文系に進むと思っていたのですが、文理選択をするときになって、何故か急に迷ってきて「文転ならできる」「最初はとりあえず大変そうな方から」「親が勧めるから」という理由で理系にしました。受験する時になってもまだ決めきれず、国際教養学部や政治経済学部、経済学部も受けました。
そして結局、さんざん悩んだあげく「理系の勉強しながらでも言語や文化は学べる」ということで理工学部に入学しました。
これは後々大学に入ってしばらくはかなり後悔した決断でしたが。(笑)
高校までより難しいし、ついていけない、けど大学生らしく楽しみたいから遊び呆けてみたりバイト三昧してみたりもして、それでもなんとかなることに拍子抜けして、自分は大学までわざわざ何しに来たんだろうと思ったり。
選択肢が多く残る方を選んできたつもりだったけど、こんなに中途半端で何にもなれないんじゃないか、逆に、何かにはなれる、という道を捨ててきてしまったのかな、とか色々堂々巡りに考えました(笑)

こんなわたしでも結果的には夢が見つかりました。入ってから見つけてもおそくありません。

話がそれてしまったようですが、私の周りでは、「企業する」という人や、実際にしている人や、「やりたいことはないから無難な道にいく」、「研究職に就きたい」、「先生になりたい」、色々な人がいます。これはどの大学に入っても同じです。ずっと前から同じものを目指して頑張っている人も、見つけたばかりの人も。

悩んで迷いすぎて頑張れなかった期間も長かった自分の失敗から言えるのは、大切なのはとりあえず目の前のことに努力することだということです。(こと、ばっかりになりました(笑))
大学は本当に、頑張る人に応える場所だなと思います。
そして慶應はその機会の多さや質の高さは間違いないと思います。
例をあげれば、研究室。慶應には航空宇宙分野がありませんが、ある教授はNASAにつてがあったり、宇宙飛行士の方が講演に来たりもしました。これって、その方面に行きたい人には大きなチャンスですよね。
また、学内で、茂木健一郎さんの講演や池上彰さんの講演があったり。専門外だけど興味があることに触れやすいですよね。
とにかく色々なビッグイベントが、自力で探せば見つかります。OBOGも多いので、サークルから大手のインターン紹介があったりも。
留学の制度もとても豊富です。その多くがお金はかかりますが、たまに、成績がよければお金をかけずに少数だけ行けるプログラムや慶應の学費を納めればいい交換留学も….。

ようは、頑張ろうと思ってアンテナを張ればあらゆるチャンスがあります。
これは慶應という有名で大きな大学のよいところだなと。こういう機会を利用して、いろんな人や物事に触れて自分を見つければいいと思います。
そしてその機会を利用できるのは自分でアンテナをはって機会を見つけることができて、なおかつその時に準備ができているように普段から努力しているひとです。
これはたくさん機会を逃してきてわたしが学んだことですが(笑)

お互い頑張りましょう!