早稲田の世界史と倫理政経について

早稲田文系志望高3です
学校で世界史と日本史を選択しています
科目選択の関係で倫理政経を取りたかったのですが、日本史にしました
ですが、倫理政経は世界史と絡むことも多くやらずに早稲田の世界史受験に臨むのは不安なので、軽く倫理政経を眺める程度はしといたほうが良いですか?
あと、倫理政経は大学に入ってからかなり使いますか?
倫理政経をやらずに大学でやっていけますか?

回答者:慶應義塾大学法学部 だいくんさん

私は高校時代には日本史・世界史・政治経済を選択していました。(倫理は学んでいません)
まず、倫理政経と世界史の相性はたしかに、そこそこいいことにはいいのですが、やらなくても大学入試の世界史で困ることはありません。
日本史と世界史(特に細かい知識まで問うてくる早慶志望の場合)は、選択科目でありながら非常に時間のかかる科目です。
倫理政経をやることが、世界史の勉強にならないかと言えばそんなことはありませんが、やったとしても効果は薄いでしょう。
世界史では、まず一周して全体像を掴んでからもう一周、二周と進んでいき、点と点を結んでいく作業が攻略の鍵となります。慶應ではアフリカや東南アジア、早稲田では北方遊牧民族やシルクロードなどのマイナー地域であったり、もっと瑣末な辺境地域(ベッサラビア・モロッコ・ラテンアメリカ戦後・セイロン島・琉球等)や理解の難しい地域が頻繁に出題されるため、ここまで網羅するためには、知識をありったけ詰め込んで、繰り返し繰り返し事実関係を丁寧に見ていく必要があります。ですから、あまり必要性のない科目に寄り道をしている暇はないのです。

それから、倫理政経が大学で役に立つのかということですが、答えは「なんとも言えない」ですね。
例えば、経済学部に入るのであれば倫理政経の経済分野は知っているに越したことはありませんし、文学部で哲学を専攻するならば倫理の知識がある方が入り込みやすいでしょう。
ですが逆に言えばその程度、つまり「あるに越したことはない」という程度なのです。
そして、更にいえば世界史は非常に良く出来た科目です。世界史は地理や倫理政経の中でも特に頻繁に目にする・使う知識をカバーしており、世界史をしっかり学べばその枠に留まらない教養が身につくはずです。
世界史をしっかり学ぶというのはつまり、例えば「ブロック経済」「社会主義思想」「ナショナリズム」「金融資本」「共和制」、「フロイトのエス・イド」「弁証法」「ドイツ観念論」「景気循環論」「新自由主義」「重商主義」「社会契約論」といったような、少し説明の難しい用語の意味合い・概念などから逃げることなくしっかり目を向けて人に説明できるレベルで知識として習得していくということです。上にあげた例を含めて政経倫理・地理・日本史と被る知識が世界史(特に16世紀以降)には物凄く沢山ありますから、当然しっかりやればやるほど他の社会科の知識を並行して習得していることになるんです。(しかも重要部分ばかりを抑えていることになりますから、効率がいい!)
私は法学部法律学科にいますが、世界史の知識が非常に役に立っていますし、逆に政経の知識はそこまでいうほど役に立っていません。

まずは、世界史をしっかり理解・吸収することに努めましょう!あれもこれもと手を出すより、遥かにいい形であなたの知識の幅を押し広げてくれるはずです!

早稲田大受験頑張ってくださいね。

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