こんにちは。
慶應義塾大学経済学部の3年生です。

今回は、商学部・経済学部で必修となっている「統計学」について簡単にご紹介したいと思います。

自分の志望学部で扱われる学問がどのようなものかを知ることによって、それらが自分が本当に学びたいことなのか、興味がある分野なのかどうかを考える機会になれば幸いです。
keio-statistics

統計学とは何か

統計学とは、一言で表すなら「バラつき」の性質や傾向を研究する学問です。

私たちの身の回りには数値データがあふれかえっていますが、それらは必ずバラつきを伴います。

例えば、学校のテストを見てみましょう。高校の期末テストでは、全生徒が同じ点数を取ることはまずありえません。各人各々の点数を取っているので、バラつきが存在します。

このバラつきの傾向はどうでしょうか?
全体の平均に対して、A君の点数はどのぐらいの位置にあるのでしょうか?高いのでしょうか、低いのでしょうか?高いのでしたら、それはどれぐらい高いのでしょうか?

これが偏差値ですね。平均を「偏差値50」として、A君の点数が全生徒の平均から「どれぐらいズレているのか」を算出します。そしてそのズレが大きければ大きいほど、偏差値が高くなったり低くなったりするわけです。

みなさんの周りで当たり前のように使われている偏差値も、統計学の考え方を使って算出されているのです。

さて、統計学とは、Wikipediaによると次のように定義されています。

統計学(とうけいがく、英: statistics、独: Statistik)とは、統計に関する研究を行う学問である。 統計学は、経験的に得られたバラツキのあるデータから、応用数学の手法を用いて数値上の性質や規則性あるいは不規則性を見いだす。

(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%AD%A6)

ここまで読んでいただいた方でしたら、ある程度意味が分かると思います。