過去問のやり方

みぎはやみこはくみす投稿 2020/5/31 10:01

浪人 文系 東京都

慶應義塾大学法学部志望

過去問に取り組む前に基礎を完璧にして過去問は自分の苦手分野を見つけてそこを徹底的に完璧にする。もしくは過去問を5〜20年分くらい単語帳のように何周もして答えと答えを導き出す考えを即座に浮かぶようにする。みたいな感じですか?過去問研究とは実際どのようにやるんですか?回答お願いします

回答

ネギタコ焼き投稿 2020/5/31 14:15

慶應義塾大学文学部

こんにちは!日々の勉強おつかれさまです。
慶應義塾大学文学部のネギタコ焼きと申します。

・質問者さんがおっしゃっていることは、概ね正しいです。
・これからぼくの過去問の使い方を書いていきます。

・まず過去問に入る前までに、基礎固めをします。基礎固めとは、早慶志望なら基礎から早慶レベルまでのテキストや参考書を完成させた状態です。
・基礎固めがいよいよ過去問に入るわけですが、ぼくの場合は過去問を役割によって、2つに分類し利用していました。
①演習用 ②志望校傾向分析用

・①演習用は、基礎固めが終わったら、その力が実践でも使えるようにするために使う用です。これは、自分が受験しない早慶上智の学部の過去問が素材です。
・ここで使う過去問は、学校や塾の赤本や東進の過去問データベースを利用するといいです。
・学習サイクルとしては、解く→答え合わせ→間違えた問題と知識や解答プロセスが曖昧だった問題の検証・理解→関連箇所の復習という感じです。
・この中で最も重要なことは、関連箇所の復習です。例えば、世界史でアメリカ独立革命の問題を間違えたとします。そうしたら、その問題の解き直しを終えたら、基礎固めに使ったテキストや参考書のアメリカ独立革命の箇所とそれと同じ章にある項目を復習しましょう。これをやることで、次の演習にもつながる上、知識もより定着・増強されます。
・これを繰り返すことで、基礎体力がブラッシュアップされ、実践力へと変わっていきます。

・②志望校傾向分析用は、ある程度演習を積んだら、自分が受ける学部に特化した学習をしていくために使います。
・これに使う過去問は、自分で青本なり赤本なり黄色本なりを買いましょう。なるべく、解説が丁寧で詳しいものが良いです。
・ぼくは、受験する早慶の学部の過去問はすべて3周し、正解までの発想やプロセスを頭にしみ込ませました。
・早慶は、正解までの発想やプロセスがとても大切なので、解説が丁寧な過去問集を使い、早慶特有の頭の使い方を身につけましょう。
・この作業は、第一志望は5年分、第二志望以降は3年分やりました。漫然と10年やるより3〜5年分を丁寧に仕上げる方が効果は高いです。
・ここで1つ覚えておいていただきたいことは、すべての問題について正解までの発想やプロセスを説明できる必要はないということです。
・早慶ではいくつか難問、奇問が出されますが、これは深追いしなくていいです。解けなくても受かりますし、本番で役立たず可能性も低いからです。それよりも、取れたはずの問題や取らなければいけない問題をできるようにすべきです。
・早稲田は全科目7割〜8割、上智も全科目6割5分〜7割5分、慶應は英語と地歴で7〜8割取り、無難な小論文が書ければ受かります。なので、早慶上智を受けるときの心構えとして、難問・奇問は深追いせず、取れるものを取るということを覚えておいていただきたいです。

・最後に注意点です。
①過去問一辺倒にならないようにする。
→間違えた問題や解答プロセスが曖昧だった問題の関連部分も復習し、次につながる学習をしましょう。
②過去問演習期間中も暗記モノや音読は続ける。
→英単語・英熟語、地歴の暗記、英文音読などは、やめてしまうとやはり鈍ってしまうので、毎日時間を確保して取り組みましょう。ぼくは、入試の全ての日程が終わるまで続けていました。

いろいろ書いて長くなってしまいましたが、以上になります。コロナ禍で不安も多いと思いますが、目の前のことを着実にやっていきましょう!頑張ってください!

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