長文読解に文法を活かせてない

くららら投稿 2019/4/23 22:27

高2 文系 埼玉県

早稲田大学志望

高3です。
僕は英語の文法に自信を持っていて、センターや模試で文法問題はほとんど落としません。
しかし長文で少し複雑な文だと、つかえて時間を使ってしまうというのが今の僕の悩みです。そして、慣れるのが大事かと思って読む量を増やしたのが今の僕の対策です。
でも、本当にこれでいいのかと疑問に思うことがあります。
僕と同じような悩みを持っていて、その悩みを乗り越えた先輩がいたらそれを教えてください。

回答

#かーきん投稿 2019/4/26 16:16

早稲田大学商学部

でも文法と文章の連関性について疑問を持てただけでも大きな成果と言えます。
文章を読むということ自体にもレベルが存在します。

この間も掲載しましたがまず単語があって、それを並び替える際のルールである文法(文を作るための法律と考える)があって、文をいくつか集めてパラグラフになったら文と文の関係性について考える英文解釈があって、さらにパラグラフをいっぱい集めて長文ができて文章問題になって・・・。ということを意識しましょう。

まず、単語です。
一通り隈なくチェックし、単語帳にあったものは確実に仕留めましょう。単語帳に加えるもよし。エクセルでまとめておくのもよし。〔後者は大学生がよくやります〕

ここで1つ。
ちなみに音読する際に使用する教材は必ず単語をすべて理解した上でやらないと効果がありません。
音読は日本語を通さず英語を英語のまま理解する作業なので、わからない単語があってはならないのです。音読自体も、ただやるのではなく、さまざまな方法が考案されているので、参考にしてみてください。正しいアクセントや発音で音読することによって、リスニング力の向上も期待できます。

話が脱線しました。
単語は以上です。

続いては悩みの種、文法。
ちなみにですが、文法と英文解釈は同じ領域の作業です。ただ、英文解釈自体は文法が完璧に入っていることで意味があるものなので、必ず英文解釈をやる前には四択文法問題と語句整序は制覇しておいてください。

あと、文法と一口に言っても、「書くときに必要な文法」と「読むために必要な文法」とがあるので混ぜるな危険です。
読むために必要な文法は、基本五文型、接続詞の用法、時制、形容詞用法なとです。

例えばですが、同じif節でも過程と条件は大きく違います。接続詞あるあるで、同じ語を用いていても用法が大きく異なることがあります。

その際に文法は活きるのです。
用法を見極め、意味を確定していくことが可能となります。

修飾関係の見極めなとが英文解釈問題ではよくテーマにされますが、そうしたときに素早く判断できるよう、文法の知識をアウトプットできるようにしておいてください。

とりあえず、英文を復習する際には、五文型に分け、それぞれの文の成分を書き、修飾関係を〔〕などを用いて明らかにしていきます。

そこから、修飾関係に注意しながら一文一文訳していきます。訳す作業は書かなくてもスクリプトを見ながら声に出せば十分です。もし、スクリプトと、間違えている部分があれば修正し、その一題を完璧にしていきていきます。

全部一通り訳し終えたら今度は一定の速度で読むトレーニングをします。かなり前の投稿で行った通り、Marchであれば15~20行、早慶であれば24±α行くらいを3分から3分30で読めるようにしていきます。

ここで注意してほしいのは、速読ではないことです。
なぜなら速読をできるほどのレベルを大学受験の段階で習得することは不可能に近いからです。

本番、焦って早く読もうとして内容が入って来なくてまた焦る、、、みたいなことではいけません。
いつでもどこでも同じスピードで読めるようにする事で本番の不安を軽減できます。以前の投稿で過去問の使い方でも話した通り、ブロック読みができるよう努めてください。

こんなもんでしょうか?とりあえず語学は解く前に読めることが重要です。まずは読むための練習をし、そのあと解くためのテクニックを磨けるよう努力してください。

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