共通テスト英語の勉強法

りりりおん投稿 2020/4/16 11:41

高2 理系 東京都

東京海洋大学海洋資源環境学部志望

理系国立大を目指している受験生です。
なぜか二次試験に英語がないため、共通テストで85%取りたいのですが、
具体的に何をいつまでにやり、いつからセンター過去問に入れば85%程度取れる実力がつくでしょうか。
(センター試験の要領の回答で結構です。)
現在、河合塾のマーク模試で6割ほどの状況です。
よろしければご回答よろしくお願いします。

回答

ネギタコ焼き投稿 2020/4/17 19:56

慶應義塾大学文学部

こんばんは!慶應義塾大学文学部のネギタコ焼きと申します。
・学習順序としては、語彙・文法→英文解釈→長文演習→過去問という流れです。
・ここから、各分野の学習法と参考書、時期の目安について書いていきます。

・まず語彙です。センター・共通テストレベルですと受験必須の語彙を確実に暗記すれば大丈夫です。
・単語はシステム英単語、熟語はターゲット1000がよいでしょう。
・時期の目安は特になく、入試が終わるまで繰り返し暗記してください。
《語彙の学習法》
*1000個の単語を憶えると仮定します。
①1000個の単語を100個ずつ10のパートに分ける。
②1パート目を3日間繰り返し暗記。
③最後のパートまで同じ要領で暗記。
④2周目、3周目も同じ要領で暗記し、見出し語を見たらすぐに意味が答えられる状態まで繰り返す。
*慣れてきたら、1パート200語として取り組む。
⑤意味が即答できる状態を維持できるように、継続的に復習する。

・次に文法です。文法は、標準レベルの解説が詳しい文法問題集を仕上げればよいです。
・参考書は、ビンテージがオススメです。
・目安は、高3の春までに完成させるイメージです。
《英文法・語法問題集の学習法》
①紙に答えを描かずに、目で問題を解く。
②解答を確認。
③「どこを根拠に正解に至ったか」という視点で、解説を熟読。
④同じ要領で、問題を解き進める。
⑤全体を3周する。
⑥4周目からは、正解に至るまでを口頭で説明していく。これを全ての問題についてできるまで繰り返す。

・次に英文解釈です。英文解釈は、長文演習の準備学習と考えてください。
・参考書は、基礎英文解釈の技術100が良いでしょう。
・目安は、高3の夏までです。
《英文解釈の学習法》
①例文を自力で訳す。〈実際に書いて〉
②「自分の和訳に至るまでのプロセスは正しかったか」という視点で解説を熟読。
③書き込みのない英文で、和訳に至るまでのプロセスを口頭で説明し、正解までの発想を頭に入れる。
④例文を3回、口頭でスラッシュ訳。
*スラッシュ訳とは、3〜5語の意味のまとまりごとに訳していくことです。
例:In the United States,about two percent of all food is grown using organic methods. 〈有機農業に関する英文〉
これをスラッシュ訳すると…
アメリカでは/約2%が/全ての食べ物の/栽培されている/有機農法を使って
となります。
⑤例文を5〜7回、文構造とスラッシュ訳を意識して音読。
⑥2周目からは、プロセスを説明しながら和訳→解説を熟読→例文のスラッシュ訳→例文の音読の順にやる。
⑦全ての例題について、和訳に至るまでのプロセスを自力で説明でき、全ての例文でスラスラ英文が読める状態になるまで繰り返す。

・最後は長文です。ここまで語彙・文法・英文解釈を仕上げれば、高得点が取れるはずです。あとは、問題の効率的な解き方を身につければいいでしょう。
・参考書は、河合塾や駿台が出しているセンター・共通テスト対策問題集を使うと良いでしょう。
・目安は、夏休みから9月くらいです。
《長文問題集の学習法》
①いつも通りに問題を解き、答え合わせ。
②「どこを根拠に正解まで至ったか」という視点で、解説を熟読。
③書き込みのない英文で、間違えた問題や根拠が曖昧だった問題について、正解までのプロセスを口頭で説明。
④本文の文構造と和訳を全文について把握。
⑤段落ごとに、3回口頭でスラッシュ訳。これを全段落について行う。
⑥同じ要領で、5〜7回音読。
⑦スラスラ読めるまで繰り返す。

・秋からは、過去問をたくさん解き、形式に慣れましょう。

長くなってしまいましたが、以上になります。少しでもお役に立てれば幸いです。頑張ってください!

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