ノートのとり方

white投稿 2019/8/8 22:35

高3 文系 福井県

龍谷大学国際学部志望

こんにちは。高校三年生の私大を目指している者です。
世界史のノートのとり方についてアドバイスを頂きたいです。
基本私は先生が黒板に書いたことをノートに写すといったやり方なのですが、頭に入っている気がしません。以前何回か工夫はしてみたのですが、どれも駄目でした。
授業を聞いている時など、あ!ここ大事だ!とか、テストに出そう!とか普通は分かるものなのですか?どういうところに注目して授業を聞けば良いですか?
お返事お待ちしております。

回答

タイ投稿 2019/8/9 13:46

慶應義塾大学商学部

世界史をやる上で、意識することとして、
流れと当時の世界観を掴むことと、単純な語句の暗記をガンガンしていくことの2つがあります。
この2つを分けて考えないで、やる人が一定数います。
世界史なんか暗記科目。と考えて、前者を疎かににすると、記述がかけなかったり、覚えるのにかなりの負担がかかったりします。
そして、最近多いのは、世界史は暗記科目じゃない!とか言って、前者の方ばかりを教えて、暗記を疎かにする人(あるいは、それを勧めるような人)です。
このパターンは、結構タチが悪くて、ただのうる覚えの状態なので、テストで全然点数取れないです。

少し、話はずれましたが、つまりこの2つ両方が大事で、前者をしっかり理解する事で、後者が覚えやすくなる。そして、テストの点数に直結しやすいのは後者だということです。

基本的に、学校や塾の授業では、前者の、流れと当時の世界観を説明していきます。世界史の教科書や、ナビゲーター系の参考書もこっちに比重が置かれていますよね。
そして、これを覚える(理解する)ときに大事なのは、
原因・過程・結果・後世への影響(世界史的意義)をうまくわけて覚えることですね。これは、基本的な記述の書き方と同じなんですが、やはりこうやってわけておくと、覚えるものが明確になります。

具体的に書きたいのですが、うまくまとめられなさそうなので、少しざっくりやると、
例えば、カールの戴冠
原因→ローマ教会が、ビザンツ帝国との対立。カロリング朝との関係強化
過程→ローマ教皇がカールを西ローマ皇帝として任命
結果→西ローマ帝国の成立
歴史的意義→西ヨーロッパがビザンツ帝国の権威から逃れる。ローマ教会を後ろ盾とした独自の西ヨーロッパ中世世界を完成させる。

みたいな感じですね。結果と歴史的意義は似てる部分あります。
そして、このように流れを掴んだら、あとは語句を正確に覚えていくんです。
ローマ教会って何?ビザンツ帝国って何?対立の理由は?カロリング朝との関係強化の理由は?カールを皇帝に任命した教皇の名前は?カールは元々どこの人で何をやった人?などなど。色々覚えるべきものがあります。

ここで、やっと本題に入れるのですが、授業中で大事だ!ってところが分かるかどうかは、ぶっちゃけその先生の力量次第です。何回も反復して言ってるところとかは、もちろん大事になります。
ですが、基本的に授業で注意して聞いた方がいいのは、原因と歴史的意義の部分です。基本的に、記述を書いたり、よりしっかり覚えるべきところは、過程と結果の部分です。しかし、ここは基本的に参考書に書いてあって、あとで独学で復習しやすいです。しかし、原因と歴史的意義の部分は独学だと学びにくいです。また、正確な理解をする上で、これらを覚えるのは必須です。授業の時にはここの2つを意識してみてください。

そして、ノートの書き方なんですが、自分は先生の板書が適当な殴り書きみたいなやつだったので、写せるだけ写しておいて、あとでノートを見た時に、先生がどんな話をしてたのかを思い出すメモがわりみたいにしてました。

まとめると、授業中は、流れと世界観を掴むことを意識する。特に、原因と歴史的意義の部分には注意。そして、テスト前には、それらを踏まえながら、暗記をガンガンしていくというような感じにしていくと、歴史で点が取れるようになりますよ。
また、暗記をする際にも、意識することがあって、紛らわしいものをまとめた表みたいなのを作ることと、テストでどんな聞かれ方をするかを想像するということをやると、暗記もしやすくなり、点数に直結するような勉強ができます。

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