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併願について

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12/23 7:50
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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卵たまご

高3 広島県 明治大学商学部(64)志望

私は志望している学部に入るよりかはその大学に入ることが第一だと考えています。正直その大学に入れれば学部はどこでもいいと思っています。この考えを担任の先生に言うと、大学は目的があって行くものでそんなんで4年間続くの?と言われました。 たしかに先生の言っていることはとても重要な事だと思いますが やっぱりこの大学に行きたいという気持ちが強くどう併願しようか迷っています。 私と同じ考えで大学に入学した方がいれば意見が聞きたいです。🙇 (読みにくかったらすいません)

回答

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やかやかさん

早稲田大学商学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
大学で選ぶか学部で選ぶかは人それぞれだと思います。 正直大学名が就活の成否を左右するのも事実ですので、マーチ以上のレベルですと大学名で選んでいる人は多いと思いますよ。 必要なのは目的意識で、最終的に何がしたいかです。 自分は良い会社に就職したい→だから大学は名前で選ぶ こう考えれば、不思議ではないと思います。卒業するっていう意思があれば、学問に興味なくても大学4年間ぐらい余裕です。
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併願について
大学で選ぶか学部で選ぶかは人それぞれだと思います。 正直大学名が就活の成否を左右するのも事実ですので、マーチ以上のレベルですと大学名で選んでいる人は多いと思いますよ。 必要なのは目的意識で、最終的に何がしたいかです。 自分は良い会社に就職したい→だから大学は名前で選ぶ こう考えれば、不思議ではないと思います。卒業するっていう意思があれば、学問に興味なくても大学4年間ぐらい余裕です。
早稲田大学商学部 やかやかさん
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受験校選び
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併願について
こんにちは! 自分も全く同じ考えでとにかく早稲田に行きたいと思い、早稲田を4学部乱れ打ちし、全くそれを後悔してないしむしろ良かったと思ってるので質問者さんの考えは全然ありだと思います! 正直、日本の社会に出て気にされるのは学部よりもどこの大学を出ているかなので大学で選ぶのは選択肢としてありだと思います!(しっかり先生に伝えれば納得してもらえるはずです) ⭐️ ここでは直前期にやっといたほうがいいことを英語、国語、日本史(社会科目)で分けて書いていきたいと思います!! 英語 ① 過去問 ② 関先生のファイナル時事英語 ③ 単語(特に2冊目)熟語の復習 ④ 分野別の対策(社学を受けるなら正誤問題とか) こんな感じであると思います!! この中でも②の関先生のファイナル時事英語は直前期にやってほしいおすすめの参考書です!最新の長文のトピックがのっていて、かなりおすすめです!! 国語 ① 過去問 ② 古文単語や現代文のテーマの復習 国語は圧倒的に過去問を解くのが大切であると思います!復習の仕方は以下で自分はやっていました!参考にしてみてください!! 現代文 ① まずは答えを見た上で解説を見ないでなぜこの答えになるのかの根拠を探す。(この①が非常に大切です。) ② そこで探した根拠があっているか解説をみて照らし合わせる。 ③ 解説を見て納得した上で、もう一度本文に戻って解き直してみる 現代文の復習で重要なのはとにかく本文にある根拠をしっかり探すということです! 次に古文、漢文です! 古文 英語と同じようにわからなかった単語を単語帳などで調べて覚え、主語をしっかり取りながら現代語訳と照らし合わせつつ何回も文章を読み直していくということが大切です! 漢文 半分くらいは句法の知識を問われるのでまずはそこを抑えるというのと日本語訳を読んでしっかりストーリーを理解するというのが非常に大切です!(漢文は同じようなストーリーが何度も出てくるため) 最後に社会科目(自分の場合は日本史)ですがこちらは ① 過去問 ② 通史の復習 やはり過去問の復習が非常に大切であると思います!  以下の方法を参考にしてみてください!! 社会科目(日本史) 用語集を使いながら間違えたところをノートにまとめつつ直しをしていました!また、復習の時にインプットの時にやっていた通史の参考書に戻るということが非常に大切だと思います!そこでインプットの参考書に書かれていないことがでたら難問とかでない限り書き足して自分だけの参考書にしていくというのが大切です! 参考になれば幸いです!!また、いつでも何か聞きたければこちらのコメントでお答えするのでお気軽にどうぞ!(答えられる範囲で答えます!) また、UniLink パートナーのオンライン受験相談も実施しています!興味がある方はメッセージよろしくお願いします!!!
早稲田大学商学部 TR_
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受験校選び
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大学入学という目標のその先が分からない
もし勉強したいことがあって大学に進学しようとするなら、関心のある学部学科のホームページを開いて、教員や研究室のページを見てみましょう。異なる大学で同じ学部名・学科名を名乗っていても、所属している教員の研究分野によって、学べる内容や研究できる内容は大きく異なります。 一方で、とりあえず大学で何か進路を探そうとしているなら、大学に入ってから様々な授業やプログラム、もしくは学外の活動に積極的に参加することをお勧めします。高校では、理科なら物理化学、社会なら日本史というように科目選択制が行われ、その他の科目は履修しないという教育が行われています。しかし、学問の高度化、複雑化、分野横断が求められる現在において、高校生が得られる情報で人生を決めること自体が不可能に近くなっています。各大学は留学支援や就労支援、独自の教育プログラムなど様々な活動が展開されているので、社会に近い環境の中で学び、研究することで、何か進路が見えると思います。
北海道大学工学部 ilneige
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不安
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早稲田人間科学部は入学してから学科を変更することはできますか?
入学後に学科変更はできます。しかし、変更するには試験を受け、合格する必要があります。 まず、学科の違いについて回答します。はっきり言って学科の違いは気にする必要がありません。最低点が低い方がいいと思うのであれば、そちらに入った方がいいと思います。 ここからは大学生になってから感じることを書きます。政経が1番と受験期によく言われますが、入ってしまえば学部による違いは全くありません。学部の偏差値がどうこうは関係ありません。まずそういう話をする事はないです。学ぶ分野が違うのですから、比較しても意味がありません。比較できるのは入学時だけです。 だから学科による違いを気にする必要は無いでしょう。どうしても早稲田に入りたいのであれば、他の学科を選択することも賢明な判断だと思います。入学後はどの学部の授業でも受けられますし、自由度が非常に高いので学科の違いをそこまで気にする必要は無いでしょう。 続いて「人間情報科学概論」についてですが、学部が違うので私は全く分かりません。しかし、一般的に言えば、一つの講義だけに固執する必要は無いでしょう。どうしても受けたい講義があるのであれば、もぐることも可能ですし、今は深く考えなくていいでしょう。 こんな感じです。合格目指して頑張ってください。応援してます。
早稲田大学文化構想学部 はろはろ
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受験校選び
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志望大学は決まっているが志望学部が決まらない
こんにちは。 私も、最初のうちは同じような悩みを持ったのでお答えします。 まずは、受験生の頃の事を書いていきます。 私も何をやりたいか決めかねていました。 ただ、どうしても早稲田に通いたいという、強い憧れがありました。 最初のうちは、社会科学部を目指していました。何でも出来ると聞いたからです。 しかし、受験勉強を進めていくうちに言語学に興味が湧いたので、夏前から文化構想を第1志望にしました。 そして、文化構想と共通の授業が取れる文学部を第2志望にしました。社学は第3志望、万一の時に備えてやや難度の低い教育学部を第4志望にしました。 当時の私は将来の事を考えていませんでした。ですから、興味が湧く学問が出来る学部に行きたいと思っていました。 結局、文化構想は落ちました。でも、文学部で面白い勉強が出来ているので満足してます。何より「憧れの早稲田」に通っているだけで楽しいです。 次に、入学してから分かった、学部毎の特徴を書きます。政経・商・国教・理工の事はあまり分からないです。済みません( ; ; ) ①社会科学部 社学は、まだ興味の方向が定まらないけど、政治・経済・商学・社会問題なら面白そう!という方にオススメです。 ちなみに、選択必修というものがあります。上記の学問領域の基礎を、いくつかの選択肢の中から選んで履修します。選択必修の科目は、大教室で授業を受けるらしいです。 あと校舎が大きくて、いかにも「大学」って感じがします! ②文学部 こちらは社学とは逆に、ある程度興味の方向性が決まっている人にオススメです。文学部と言っても、文学だけでなく心理学、教育学、考古学、美術、演劇など様々なコースがあります。 戸山キャンパスは新しくて綺麗な校舎が多いですが、本キャンパスよりもこじんまりとした雰囲気です。 ③文化構想学部 こちらでは、文学部よりも現代的な学問が出来るイメージ。 文学部と文化構想の選択授業は共通です。種類が多くて楽しいものがたくさんあります! ④教育学部 あまり良いイメージを持たない人も居るかも知れませんが、住めば都らしいです。興味の方向さえ合えば楽しいらしいです! 個人的には、ここに入れば、他の大学行くよりも何倍も良いと思います。 学部毎のイメージはこんな感じです。 早稲田のパンフレットなどを見て、あなたにとって面白そうな事ができる所を目指して下さい! 応援してます!
早稲田大学文学部 ラルゴ
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受験校選び
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【自分が行きたい大学か家から通える大学か】家族と意見が合いません。
質問者さんの目指している大学よりもレベルは低いですが(ごめんなさい🙏)、参考になればと思い、書かせていただきました。 質問者さんの文を読んでいると、最初の方は、京大に行くと固く決意していると書いてあるのに、徐々に迷っていることに変わっているので少し違和感を感じてしまいました。 しかし、質問者さんは京大に行きたいという明確な理由があることは伝わってきました!また、親の意見が変わったのは成績の伸びが悪くなってからと分析できているのも良いと思います! それならば、選択肢は2つだと思います。 ①模試で文句ないくらいの判定を取る。 ②どこかのタイミングで親と話し合う時間を設けて、なぜ京大に行きたいのか、なぜ他の国公立ではダメなのかを真剣に伝える。(本当に行きたいのなら熱意は伝わるはずですし、親も理解してくれると思います。)これで理解してもらえなかったら、大学に入ってから生活費は自分で稼ぐと宣言してみてください。 結果で示すか、勇気を振り絞るか、これ以外に方法はないと思います。 参考になれば幸いです。 頑張って下さい✊
慶應義塾大学商学部 roppongi
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受験校選び
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早稲田文学部 併願はどこにすべきでしょうか?
勉強お疲れ様です!ひとつづつ答えていきますね! ①併願の仕方について 結論から言うと、文・文構・社学という併願の方法はありだと思います。まず、そもそも早稲田の文系受験者は、3学部以上受験する人が多いです。私も文、文構、教育を受験しました。本当に早稲田に入りたい、早稲田ならどこでもいいという人は、すべての学部を受けることさえあります。社会とかだと結構同じ問題が出たりするんですよ!かおるこさんはやりたいことがそれなりに決まっているようですし、社学はいろいろな勉強ができるので、受験学部としてはお勧めです。あとは、北陸出身ということで、おそらく受験の時にはホテルなどに泊まることになると思います。そう考えると、早稲田初日の文化構想と、最終日である社会科学部の併願は、かなり長い時間の戦いとなります。もちろん合間に併願校を受験すると思いますが、親御さんとの相談も必要かもしれないです。ちなみに教育学部の複合文化学科というところがあるのですが、ここはかなり社学と似た感じで、いろいろな勉強ができます。政経や法学部に近いところもある社会学部よりも、文キャンに近いような気もします。ぜひ調べてみてください! ②上智との併願 まず、自分の第一志望以外行きたくない、という気持ちはだれにでもあるものです。私自身、早稲田以外に行きたくない、妥協は嫌だ、と落ちたら浪人と決めたこともありました。浪人が許されないのなら、とにかく必死に頑張るしかないです! そして上智ですが、早稲田に受かる人でも落ちると言われるほど、独特な問題です(早慶落ち東大とかもいるので、よくあることではありますが)。ただ昨年度から、TEAPや共通テストを利用する方式がかなり増えました。マーチのように共通テストのみの方式もあるので、以前より受験のハードルが下がったように思います。より無駄な力を使わなくていいような、第一志望に集中できるような受験スケジュールを組んでみてください! 少しでもお役に立てたらうれしいです。
早稲田大学文化構想学部 penguin
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受験校選び
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浪人が不安でしかたがないです。
こんにちは、確かに今は自分の選択にすごい不安になる時期ですよね。 今回は質問に対して僕の周りに溢れかえっている浪人生や留年生の話をしたいと思います。 まず、本当に浪人は悪なのでしょうか?そんなことはありません。都会では浪人なんて当たり前です。そもそも浪人が少なかったら東進とかの予備校が成り立たないんですから。 僕の友達にも多くの元浪人生がいます。二浪の人もいます。ですが大学に入って年齢が1、2歳違うことを気にする人は基本的にいないです。入学直後は浪人について話すことはあると思いますが、1年経つ頃には話題に上ることが無くなっていると思いますよ。僕は現役ですが、浪人であると言われても何とも思いません。寧ろ「辛い受験勉強をもう1年頑張れるのすごい」と思います。そして、浪人した人たちは大体「浪人の時マジ楽しかった」と言っています。周りで浪人したことに劣等感を感じている人を見たことがないです。 そして社会に出るのが1年遅れるのが怖いと言いますが、大学生活はとても楽なので正直大学入学した後は「働きたくねぇ」と思うと思います。一年でも長く学生生活を続けたいと感じるようになるのではないでしょうか。世の中にはあなたが思っているよりも多くの留年生がいます。僕の先輩には2留の人や3留の人がいます。僕の所属する法学部は3割が留年するらしいです。ていうか僕も留年します。就活では浪人のことを聞かれることなんて自分から話さない限りは基本的にありません。あなたが悩んでいるほど1年にそこまで大きな差はありませんよ。 結論として、そこまで深刻に考える必要はありません。世の中には浪人したくてもできない人がいることを考えると、浪人できるだけで遥かに優遇されているのです。だからこそせっかくのチャンスを精一杯活かして大学合格目指してください!応援してます!
京都大学法学部 わでぃー
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浪人
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数学を学ぶこと
 私もよくわかりません。ただ、税金や金融、性教育等他に教えなければならないことがたくさんあるのは否定しませんが、かといって数学が全くの不要であるとも思えません。これらに関しては、何とも言いようがない感じがしてちともどかしいですね。まぁ、「数学を学んでよかった」と思ったことはあまりありませんが、「数学なんて学ばなければよかった」と思ったことは一度もありません。なので、今のところは、勉強したい人だけ勉強すれば良いんじゃないでしょうか。数学を勉強しなかったらしなかったでツケは自分に回ってくるし、そんなツケなんて回ってこなければそれはそれで良いわけですし。「数学なんて必要ない」とかいう言葉は、数学ができなくて逃げてしまった人たちがそれを正当化するための言い訳として言っている可能性だってあるわけですしね。 これで終わるのもアレなんで、一応、数学を学ぶ必要性があるという体で、その内容についてむりやりにですが考えてみました。興味があればどうぞ(長いのでご覚悟を)。 『「学問はそんなに勉めなくても人物が出来れば」などというは、教育を知らぬ人のいうことである。そんな人は何を人物と見るのか知らぬが、学問に対する努力は大いにその人を成す所以であることを忘れてはならぬ。知識の量だけを矢鱈に増すことは、一種の道楽で、馬が上手とか、芸があるとかいうに止まる。しかし知力を発達させて、判断がよく出来たり、識見が高くなったりすることは、人物を成す所以である。』(鈴木大拙)  先月でしたか、この言葉に出会いました。私はとても感銘を受けました。というのも、大学に入ったところで高校時代とあまり変わりませんでした。司法試験も今は予備校産業が盛んで、合格者の90%以上は予備校出身という現状です(数値高すぎ)。私は昨年の夏頃、一冊の本に出会い、一人の法学者(その本の著者)に憧れました。と同時に、世に言う「試験のための(効率的な)勉強」というものに嫌気がさして、本当に学問をするということについてあれこれ考えあぐねていました。そんな時にたまたま出会ったのが上の言葉であり、大いに教訓を得るとともに共感もしたからです。  たしかに、微積とか集合とか、実生活で全くお目にかかりませんし、入試が終わってから一度も触れていません。「数学なんて必要ない」と言いたくなる気持ちもわからないではないです。しかし、そのようなことを言う人たちは、そういった数学上の細かな知識を得ることが数学という学問の眼目なのだと勘違いしている人たちではないでしょうか。数学を学ぶ意義は、もっとマクロな次元のもので、数学を通してものの考え方を身につけることにあるのではないかと思います。  雪の研究で有名な中谷宇吉郎は、世界で初めて人工で雪の結晶を作った人です。その研究拠点(常時低音研究室)は、われらが北大にありました。彼の著書『科学と人生』にも次のようなことが書いてあります。すなわち、科学によって得るものは二つ、一つは科学上の知識であり、一つは科学的なものの見方である。より重要なのは後者の方であって、これはどの職業に就く人にもどの階級の人にも役に立つ、と。では、科学的なものの見方とは何であるかというと、①自分の周囲にあるものを、自分の目でよくみること、そして②腑に落ちないことがあれば「はてな」と疑問を持つこと、③その疑問の解決のためにいろいろ実験をしてみること、④その結果を受けて「あぁ、そうだったか」と自分が納得すること、⑤続いて「それでは」と次なる疑問を持つことであると書かれています。  果たして数学は科学であるかという問いには、人によって回答が分かれるみたいですが、科学の性質が、一つは「ある事柄について考えたり調べたりする時、その方法が同じならば、いつ・どこで・誰であったとしても、同じ答えや結果にたどり着く」という再現性に、今一つは因果関係がきちんとあるということにある(https://sci.kyoto-u.ac.jp/ja/academics/programs/scicom/2015/201602/04)というならば、数学もまた科学であると言わざるを得ません。ならば、数学を学ぶ意義は、やはり数学的なものの見方を学ぶことにあると言えるでしょう。  では、数学的なものの見方とはいったい何でしょうか。受験生時代、河合塾の『文系の数学 実戦力向上編』を使っていました。あれの最初のページ(一般的な参考書で「はじめに」に当たる部分)に、料理と数学は同じであるということが書かれています。ネットで全文読めますが、一応以下に一部抜粋しておきます。 「料理を作るためには,包丁や鍋といった道具,そしていろいろな調味料が必要です.数学の問題を解くためには,いろいろな公式や定理といった"道具"が必要です.料理をおいしく作るためには,道具を使いこなす技術が必要です.そして,どういう調味料をどのように使えば最高の味になるかを考えながら料理を仕上げていくのでしょう.数学の問題を解くためには,公式や定理を状況に応じて使いこなす技術が必要です.いくつかの解法が存在する場合には,最適な解法を選ぶ力も必要です.また,様々な問題を演習することで実戦力が磨かれ,複雑な設定の問題なども論理的に分析して解くことができます.」 要するに、重要なのは公式や定理を使いこなす技術であって、公式や定理を知っていること自体が最上なのではありません。そして、ここに書いてある内容は、先の「科学的なものの見方」にやはり通ずるものです。①問題で与えられた具体的条件をよく観ること。②「この問題に使える公式や定理は何だろうか」「どういうアプローチで進んでいけば良いだろうか」と疑問を持つこと。③そして、実際に解いてみること。そのままではどうにも扱いづらいのだったら式を変形したり図形に補助線を引いたりしてみたらどうか、使えそうな公式や定理を実際に使ってみたらどんな結果が得られるかなど、これは一種の実験と言えます。④それで解けたら解けたで良いし、解けなければ自分が納得するまで解答や解説を読む、⑤そして最後に、「今度はここをこうしたらどうなるだろうか」という次なる疑問に進むこと。類題と呼ばれるやつですね。こういった、ある問題に対する解決の糸口を導く過程が、数学的なものの見方につながるんじゃないでしょうか(まぁ、こういったことを考えた上で数学を勉強している受験生なんて、ほとんどいないのでしょうが。)  例えになっているかわかりませんが、法律学の基本中の基本事項に、「法的三段論法」というものがあります。「法的」なんて言葉が頭についているものだから、なんか専門的な感じがする。しかし、なんてことはありません。簡単には、法律の条文(大前提)を現実の具体的な事実(小前提)にあてはめて結論を出すという論法に過ぎません。私がまだ初学者である故の疑問かもしれませんが、問題で与えられた具体的条件に公式や定理を当てはめて答えを出すという、数学上の三段論法といったい何が違うのでしょうか。もちろん、法律の条文は年々改正され、また書かれている言葉の意味の捉え方も人によって異なる場合がある一方、公式や定理は常に一定不変である点で、法律学と数学とは大きく異なります。しかし、これは条文と公式・定理の性質の違いに過ぎず、三段論法という論法自体に大きな違いがあるわけではありません。だとすれば、法律上の問題も、数学的にものを考えてみれば、未学者とて全くのとりつく島もない問題というわけではないでしょう。  だから、最後に一言でまとめると、数学を学ぶ必要性は、ものの見方や考え方を学ぶことにあると思います。
北海道大学法学部 たけなわ
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理系数学
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