受験期の一年をどう頑張っていたか

fantail投稿 2019/4/30 18:59

高3 文系 東京都

早稲田大学志望

私は予備校に通っていて、GWは自習室で勉強しているのですが、5月から数日空いておらず、家だと集中できません。皆さんは予備校や家以外でどのような場所で勉強していましたか?また、受験期の一年どのようにモチベーションを保って勉強に励んでいましたか?

回答

#かーきん投稿 2019/5/1 20:21

早稲田大学商学部

1年てものすごい長いようで意外に短く感じるものなんだけど、そういう風に感じるのは計画なしにただひたすら勉強してるからなんだよね。

forward looking っていう思考法があって、受験業界ではわりかし当たり前な考え方があるの。

まず、ゴールを明確にします。
早稲田受かりたい!とかは勢いあっていいけど、もっと明確な目標、すなわち
早稲田では英語8割、国語8割、日本史8割とる。みたいな。
これやるだけでも変わるんだよね。
で、変数として偏差値にまず置き換えてみる。
大体平均65あれば受かるから、ゴールは65とする。

で、次に今の立ち位置を明確にするんよね
何が得意で、何が苦手か。偏差値で見てみる。

そしてゴールから引き算してみて、距離を測る。

でもって、9月から10月に受ける模試までの模試の回数を数えて、それぞれにノルマを設ける。
この時、まず得意教科を夏終わりまでに早稲田レベルまで持っていけるように最優先とし、ほかの苦手教科は8月後半から早稲田レベル〔B、C判〕まで持っていけるよう努める。かといって全くやらないのではないけど。

で、10月の時点である程度目処がたつから、11月から過去問演習して、本番にコンバートしていく。
模試での指標はあくまで模試なので、10月いっぱいで捨てたほうがいい。それよりも本番の得点の最大化を目指すべき。

で、過去問の話になります。
過去問の使い方は超重要です。
使い方1つで合否わかれます。
ぜひ参考にしてみてください。今日はやたら気合い入ってます笑

過去問は絶対青本です。
赤本だと、解説薄いし、しかも出版時期が早すぎてたまに誤答があります。
青本は会議を何回も重ねて作っているので、その点説明は丁寧だし、編集は現役で教えている予備校講師なので解説が授業レベルで作られています。
現役の時赤本使っていましたが、とても後悔しました。というか、青本の解説の文字の小ささを見ればその情報量は一目瞭然です。

で、使い方なのですが。
使い方はめちゃくちゃ重要です。はい。

青本を使ってたので青本を持っている前提でお話しします。

英語からです。
まず、8月後期くらいに3年前のものだけを解きます。
その時に、
①各大問ごとの所要時間。
②各大問ごとの正答率。
③各大問の形式(例、1 正誤問題、2 500語の文章題など)
④全体での所要時間
を記録しておいてください。
ちなみに規定時間を過ぎても構いません。あとで絞るところを考えるので。

そして、まず正答率をみて、自分の弱点と強みを見ます。
それから一番正答率の低い大問を研究します。
その時には、「問題の解き方」「知識量」「モチベや疲れ」の3つに原因分析をします。

例えば問題の解き方であれば僕の場合は上智大学の英語が鬼門でした。上智の英語は長文、語句問題、文法問題がごちゃごちゃで全10問あります。そこで、まず疲れのない序盤で長文問題だけを全部解いて、疲れの出てくる後半は形式で解く文法問題を解くことでなるべく正答率を低くしないよう努力しました。

知識量として挙げられるのは、主に単語ですが、9月の時点で単語を問題にしてるのではマズイので今から必ずやっておいてください。
ただ、熟語であれば、9月からがシーズンなので、そこは割り切っても構いません。

そして時間配分を考えます。
文法問題は短め、長文になるべく時間を割けるように考えます。例えばですが早稲田の社学は問1問2で文法問題、3〜5で700語の問題で90分だったので、文章問題に25分×3問=75分必要だったので、15分で2問溶けるようにトレーニングしました。ちなみに文法問題は一問の配点が少ないので、ミスを多少しても大丈夫ですが、読解問題は読めば解けるものなのでしっかり解くだけの時間が欲しいです。

とりあえず一通り分析し終わったら、といた年度の過去問のまっさらなものを用意して、先ほどの時間配分で解けるよう、規定時間をしっかり取ってシュミレーションしてみます。
その時に、さっき考えた時間をそのまま当てはめることで解くスピードが体感でき、その後の過去問を解く際にも参考になるので重要です。

さらにここでもう一点。
本番焦るのは想定外のことが起こるというだけでなく、本番を想定した練習をしてないからです。
なので、同じ形式なら同じ時間で解けるようトレーニングすることで不安を軽減できます。

そして、多くの受験生がやりがちなのですが、本番前に知識の量が不安になって英語なら単語帳、日本史なら一問一答、国語なら古文単語帳を開きがちです。

ですが、その一語を覚えたからといって直接的に得点には結びつくはずもないのでとても非効率です。英語だとこれが最も顕著です。早慶なら6000語の種類がある単語の中から一語たとえ直前で覚えたものが出たところで、答えるのは内容だから意味ないです。

そうして焦りに焦っていつものように読めず、時間が足りなかったーとかいう事態になるのです。

それよりも、本番前は今まで問いた過去問を見ながら、時間配分をシュミレーションして、文章を読むスピードを一定にできるよう努めた方が健全です。今自分が取れる最大得点を逃さぬよう、本番を想定した練習をすべきです。

大抵の受験生が受かる実力があっても力が発揮できないのはこういう論理です。

長くなりましたが、とりあえず3年前の1年分はこうやって使います。

そしてある程度シュミレートできたら2年前のものを解きます。さっきのやつとは期間あけてやってください。
そして、先程の全く同じ工程で記録をし、成長率を見ます。だいたいこれが10月ごろにできるといいです。
そして弱点を克服し。。。

そんで前年度のヤツを解きます。ちなみに最後までとっておくとかいうヤツもいますが、最後までとっておいたところで弱点わからないし、今年でないし、もったいないです。なるべく早めにやることで弱点がわかり、本番の得点の最大化につながります。

で、一通り終わりです。
ここで疑問が残ると思います。
「四年前のものとかそれ以前のはー?」と。

基本的に四年前以前のものは全部通しで解かない方がいいです。傾向や難度も大きく変わってますし。ただ、もしかしたら去年のものと同じ形式の大問はあると思うのでそれは個別に時間を測ってやります。

例えば早稲田商だとだいたい同じなので、四年前の過去問の大問3を15〜18分で解けるか試してみます。

弱点である大問の補強に使ってください!

これで英語は以上です。言いたい事は終わりました。

国語です。国語はなんといっても得点率と形式以外は参考になりにくいです。難度か大きく異なるので。
逆に言えば、国語はどの問題でも対応できるようなコアの実力が求められるものなので。

ただ、1つ言っておくと
解答にかかわる箇所が大学ごとに大きく違います。
例えば上智は直前が絡みやすいのに対し、早稲田は全体を通して絡みます。ただこれに頼りすぎないでくださいね笑

形式も、現代文のみか、現代文古文漢文なのかとか。
記述もでるとか。そんなもんです。

逆に言えば「早稲田の国語」とかは難度順で並べられてるのでとても有効なものです。学部ごとに多少の難度はあれど、オールマイティな実力がついてるかどうかの指標になりやすいので。
逆に「早稲田の英語」は学部間の形式に大きな隔たりがあるのであまり得策ではありません。

日本史です。
日本史はさっきのとは全く関係なくて。
解けるものは全部解いて、知識をどんどん補填してください。
特に、学習院とかの日本史は良問揃いで。
近畿、龍谷大は早稲田と同様正誤判定の優しめなのがでるので準備体操になります。
よく早稲田に出やすい問題とかもあって、特に早稲田出身者とかはよく出るので「早稲田の日本史」は早めに解いて知識補填が重要です。

その他にも、テーマ史をよく出す大学の問題(文化構想)とか解いても、社学や商の対策になるし。
なにをといても対策になります。

とくに史料は1から覚えるのはアホなので。
史料問題の過去問をます解いて、わからないところを史料集で確認するほうが効率的です。
大体出るものも決まっているし。

ぜひ、参考にしてみてください。

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