山川教科書or石川実況中継

雷神投稿 2018/7/29 01:11

高3 文系 埼玉県

早稲田大学志望

日本史の勉強の仕方についてなんですが、今まではほとんど英語に時間を使っていて日本史は金谷の一問一答ばかり進めて来たんですが流石にそろそろ流れも理解しておかないとまずいと思って金谷のなぜと流れがわかる本というのを全て一周しました。
(文転したので一回も授業を受けたことがなく、山川の教科書や石川の実況中継を最初に買って読もうとしたんですが全然出来事の因果関係が理解できなかったので先に先輩に貰った金谷のなぜと流れがわかる本をやりました。)
その後教科書や石川の実況中継読んでみるとしっかり理解できるようになったんですが、調べていると教科書を推す人も実況中継を推す人も半々ぐらいでどちらを進めていくか迷っています。文系の友達もいないのでかなり困ってます。
早稲田の先輩方はどちらを使ってたのでしょうか。
第一志望は早稲田の文学部です。よろしくお願いします。
また、日本史の勉強で今後使っていくべき問題集や参考書を教えて頂けるとありがたいです。
先輩の使っていた者を教えて下さるだけでも大丈夫なのでどうかお願いします。

回答

つかけん投稿 2018/7/30 21:18

早稲田大学政治経済学部

雷神さん、はじめまして!
日本史の学習法についてということですね。英語を先に学習しているのは非常に良いことだと思います。(なんといっても早慶は英語が勝負ですので笑)
まず、日本史学習についての基本的な考え方を示しておきます。雷神さんは高校3年生ということで、現役での合格を目指していますので、勝負がつくのは、英語、国語、地歴だということをまず理解してください。ライバルはもちろん浪人生や、東大の滑り止めも含まれますので、差別化を図るには英国の点数が高いことが求められます。まして、一年多く勉強している浪人生に地歴で勝つのは難しいです…。ですから、日本史の目標はあくまで、合格者平均を取ることになるかと思います。
次に、では、どうすればそこまで行けるのかということになります。
①歴史学習の屋台骨はなんといっても「流れ」になります。この「流れ」の理解は時代感を問う問題にも活きて来ますし、なにより大学での学習を進める際に、最も大事なことになります。そこで、通史学習をするにあたっては2つの学習法があげられます。
ⅰ.山川の詳説日本史を何周か読む(端書まで!)
ⅱ.実況中継を数回読む
個人的にはⅱの方が楽だと思います。何より読みやすいですね。しかし、ⅰにももちろんメリットはありますよ。大学受験の問題は山川の教科書をもとに作られていますから、本来的な意味での「原典」学習ができるということです。どちらがいいかはお任せします。
②時代感がつかめましたら、(雷神さんは単語の学習をしているとのことですので、)単語を羅列して繋げる練習をしてみてください。例えば、「南蛮貿易」という単語を出したとしたら、「カトリック」「南蛮人」「ザビエル」「キリシタン大名」などという単語が出て来ますね。ここで、さらに「カトリック」から「宗教改革」「ルター」「スペインとポルトガルの航路」の知識をつなげて行く、といった具合です。
この学習法で得られる能力は引き出しの増加です。入試では多角的に捉えることが求められますので、通常の学習をしている人にはない切り口で問題を俯瞰できる能力は大きなアドバンテージになります。
※脱線しすぎないようにすることは重要です。目安はつなげて出した単語が教科書の太字をすべて網羅するレベルまでトレーニングすることです。
③②までのトレーニングができましたら、一問一答で難問の対策をすることになります。東進の金谷先生のものでしたら、星一個のものまでは暗記しましょう。
④ここからは早稲田対策になります。早稲田の日本史の選択肢は山川の用語集をコピペしたもので作成されます。ということは読んでいるだけで大きなアドバンテージを得られるということです。注意する必要があるのは、③同様深追いしないということです。早稲田が出題するのは誰もが知っている単語の詳細な説明です。(金谷先生の一問一答ならば星二つ程度です。)
過去問でいうならば、邪馬台国に関する説明での正誤判定です。このあたりは実物を読んでみたほうがいいかと思います。

だいぶ長々しい駄文となりましたが、いかがでしょうか。僕は日本史を夏から学習しましたので半年あればものになるかと思います。参考までに僕は夏時点で②が終わったかな??ぐらいでした。時間はまだまだ残っています。夏頑張ってくださいね!!

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