過去問に入るレベル

KIO投稿 2019/5/3 00:29

高3 文系 埼玉県

姫路大学志望

早稲田大学文学部と慶應大学文学部を第一志望に置く高3です。
過去問に入るのは夏終わりか9月頃と言いますが、それ以前に基礎が完成していると自信を持てる科目は既に解いても良いのでしょうか?模試でA判定を取っていても落ちると言われている昨今、対策は早めの方が良い気もするのですがどうなんでしょうか?試しに第二志望の早稲田教育(2014年)の英語と国語を解いたのですが、どちらも正解率は70%くらいでした。

回答

#かーきん投稿 2019/5/3 12:40

早稲田大学商学部

一般的にはお試しに7月くらいに解くのがセオリーですが。。。
やること無くなってしまう可能性もあるので。なるべく今現状では不安要素を減らしたいところです。

でもA判でも全然落ちますよ。私も落ちたし。
A判というのはその模試だけの話なので、他塾の模試もあるし、全員受けてる訳でもないので。

教育であれば8割とる自信が欲しいですね。
学科によって得点率が高くなる教科も出てくるので。

例えば私は教育英語英文でしたが
英語の得点が2倍になるので高い得点率が求められました。
結果として、本番では9割いかないくらいで、私は受かりました。これほどのレベルは不要ですが、まず学科ごとの一番重視される科目を8割超えるように努めてください。

そのあとは他の教科が重視される教科に追いつくレベルまで上げられるといいでしょう。でも教育自体がボーダーが高いのでとれる問題は全部取れるくらいの勢いが必要です。

で、過去問の使い方ですが。
過去問はとても重要です。
大学側から課せられる唯一のメッセージなので。
その分析には多大な時間を割いてあげてください。

過去問は絶対青本です。
赤本だと、解説薄いし、しかも出版時期が早すぎてたまに誤答があります。
青本は会議を何回も重ねて作っているので、その点説明は丁寧だし、編集は現役で教えている予備校講師なので解説が授業レベルで作られています。
現役の時赤本使っていましたが、とても後悔しました。というか、青本の解説の文字の小ささを見ればその情報量は一目瞭然です。

青本を使ってたので青本を持っている前提でお話しします。

英語からです。
まず、8月後期くらいに3年前のものだけを解きます。
その時に、
①各大問ごとの所要時間。
②各大問ごとの正答率。
③各大問の形式(例、1 正誤問題、2 500語の文章題など)
④全体での所要時間
を記録しておいてください。
ちなみに規定時間を過ぎても構いません。あとで絞るところを考えるので。

そして、まず正答率をみて、自分の弱点と強みを見ます。
それから一番正答率の低い大問を研究します。
その時には、「問題の解き方」「知識量」「モチベや疲れ」の3つに原因分析をします。

例えば問題の解き方であれば僕の場合は上智大学の英語が鬼門でした。上智の英語は長文、語句問題、文法問題がごちゃごちゃで全10問あります。そこで、まず疲れのない序盤で長文問題だけを全部解いて、疲れの出てくる後半は形式で解く文法問題を解くことでなるべく正答率を低くしないよう努力しました。

知識量として挙げられるのは、主に単語ですが、9月の時点で単語を問題にしてるのではマズイので今から必ずやっておいてください。
ただ、熟語であれば、9月からがシーズンなので、そこは割り切っても構いません。

そして時間配分を考えます。
文法問題は短め、長文になるべく時間を割けるように考えます。例えばですが早稲田の社学は問1問2で文法問題、3〜5で700語の問題で90分だったので、文章問題に25分×3問=75分必要だったので、15分で2問溶けるようにトレーニングしました。ちなみに文法問題は一問の配点が少ないので、ミスを多少しても大丈夫ですが、読解問題は読めば解けるものなのでしっかり解くだけの時間が欲しいです。

とりあえず一通り分析し終わったら、といた年度の過去問のまっさらなものを用意して、先ほどの時間配分で解けるよう、規定時間をしっかり取ってシュミレーションしてみます。
その時に、さっき考えた時間をそのまま当てはめることで解くスピードが体感でき、その後の過去問を解く際にも参考になるので重要です。

さらにここでもう一点。
本番焦るのは想定外のことが起こるというだけでなく、本番を想定した練習をしてないからです。
なので、同じ形式なら同じ時間で解けるようトレーニングすることで不安を軽減できます。

そして、多くの受験生がやりがちなのですが、本番前に知識の量が不安になって英語なら単語帳、日本史なら一問一答、国語なら古文単語帳を開きがちです。

ですが、その一語を覚えたからといって直接的に得点には結びつくはずもないのでとても非効率です。英語だとこれが最も顕著です。早慶なら6000語の種類がある単語の中から一語たとえ直前で覚えたものが出たところで、答えるのは内容だから意味ないです。

そうして焦りに焦っていつものように読めず、時間が足りなかったーとかいう事態になるのです。

それよりも、本番前は今まで問いた過去問を見ながら、時間配分をシュミレーションして、文章を読むスピードを一定にできるよう努めた方が健全です。今自分が取れる最大得点を逃さぬよう、本番を想定した練習をすべきです。

大抵の受験生が受かる実力があっても力が発揮できないのはこういう論理です。

長くなりましたが、とりあえず3年前の1年分はこうやって使います。

そしてある程度シュミレートできたら2年前のものを解きます。さっきのやつとは期間あけてやってください。
そして、先程の全く同じ工程で記録をし、成長率を見ます。だいたいこれが10月ごろにできるといいです。
そして弱点を克服し。。。

そんで前年度のヤツを解きます。ちなみに最後までとっておくとかいうヤツもいますが、最後までとっておいたところで弱点わからないし、今年でないし、もったいないです。なるべく早めにやることで弱点がわかり、本番の得点の最大化につながります。

で、一通り終わりです。
ここで疑問が残ると思います。
「四年前のものとかそれ以前のはー?」と。

基本的に四年前以前のものは全部通しで解かない方がいいです。傾向や難度も大きく変わってますし。ただ、もしかしたら去年のものと同じ形式の大問はあると思うのでそれは個別に時間を測ってやります。

例えば早稲田商だとだいたい同じなので、四年前の過去問の大問3を15〜18分で解けるか試してみます。

弱点である大問の補強に使ってください!

これで英語は以上です。言いたい事は終わりました。

国語です。国語はなんといっても得点率と形式以外は参考になりにくいです。難度か大きく異なるので。
逆に言えば、国語はどの問題でも対応できるようなコアの実力が求められるものなので。

ただ、1つ言っておくと
解答にかかわる箇所が大学ごとに大きく違います。
例えば上智は直前が絡みやすいのに対し、早稲田は全体を通して絡みます。ただこれに頼りすぎないでくださいね笑

形式も、現代文のみか、現代文古文漢文なのかとか。
記述もでるとか。そんなもんです。

逆に言えば「早稲田の国語」とかは難度順で並べられてるのでとても有効なものです。学部ごとに多少の難度はあれど、オールマイティな実力がついてるかどうかの指標になりやすいので。
逆に「早稲田の英語」は学部間の形式に大きな隔たりがあるのであまり得策ではありません。

とりあえず英語と国語はこんな感じで進めていくといいでしょう。
今はあまり焦る必要もないので、不安要素を減らしていく努力をしてください。

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