長文の勉強法について
ちひ投稿 2019/11/3 15:53
高1 文系 東京都
明治大学志望
高二です。
模試の長文が苦手です。具体的に「これをやったらすごく伸びた!」ということや、「コツを身につけたら読めるようになった!」という勉強法を教えてください!また、何ヶ月で成果が出てきたのかも教えて頂けたら嬉しいです!
回答
#かーきん投稿 2019/11/7 00:13
早稲田大学商学部
英語の長文や、現代文の文章の参考書は、平均しても10題くらいしかありません。
他の教科と比べても圧倒的に掲載数が少ない理由がわかりますか?
簡単にいってしまえば、そんなに量をこなしたところで伸びるものではないからです。
受験のプロでもある、予備校のテキストでさえ10問しか載せていません。
長文に限っていってしまえば、文法や語法といった知識系の問題を除いたら残る内容一致や下線部和訳といった問題は、その解答パターンは固定化されています。
また、それぞれの問題パターンは、大学側の「受験生のこういうチカラがみたい」という要望に沿った作られ方をしています。
例えば、まず下線部和訳から。
下線部和訳をさせる理由として考えられるのは、以下のような場合があります。
・下線部の中に、覚えておいてほしい単語、熟語、構文がある。
・下線部の中に指示語、指示代名詞、また抽象化されていて説明の難しい語句があるため、文脈を追いながら訳してほしい。
次に、内容一致
・本文が長いため、トピックセンテンスを一つずつ抑えながら読めているか知りたい(全和訳の読み方でない生徒が欲しい、情報処理能力の長けている生徒が欲しい。)
・本文の情報を自分なりに処理しているかみたい(本文と解答の表現を大きく変えつつもいっていることが同じ)
・論理の流れを追いながら読めているかみたい(並び替えの内容一致、早稲田法、政経)
こういう風に、長文問題では、ある程度問題のバリエーションが限られているために、多く量をこなしたところで正答率は変わらないのです。
逆に、同じ問題文の読み方を変えて、よりスムーズに読める方法を自分なりに模索していくことこそが重要なのです。
といってもどうすればいいのかわからないと思うので、具体的なやり方を少し紹介します。
まず設問を読んでいきます。そこで頻出キーワード、固有名詞を抑えながら話の種類について限定していきます
(global warming がめちゃめちゃ出てる。。環境問題についての考察だな)
少しここでアドバイスなのですが、設問の名詞を抑えておくのは重要です。
内容一致は嘘が含まれているので読んだらあかん!と言われることが多いのですが、名詞だけは嘘がつけません。
だって、名詞を変えるとすぐわかってしまい、誤答が見抜きやすいからです。というかそれで引っかけさせる大学も大学だし、引っかかる受験生も受験生なので。
内容一致のキーワード確認。文章を読みながらの内容一致のアクセスポイントを見つける。
そんで話がある程度わかったところで、文章を読んでいきます。
その時に意識していくのは①ブロックリーディングと②トピックセンテンスです。
ブロックリーディングは、まず、「ブロック」という単位に分けることから始まる
パラグラフのいくつかを束ねて、15〜20行(早慶24){250words}で分割、2〜3ブロックの区分けが可能。
ブロックに区分けができたら、1ブロック3分半を目安に読んでいく。
その他設問文のキーワード、下線部がどこのパートに含まれるかを考える。
パートひとつ読み終わるごとに、内容選択をジャッジ。(リスク最小化)
内容選択をジャッジしたら、パートに含まれる個別問題(文法問題、下線部問題)を処理。2分目安
以下繰り返し。(3”30*2=7”00、2“00*2=4”00、)一問に15分計算。
②のトピックセンテンスは、論理の話なので、またつぎの機会に譲ります。
ぜひ試してみてください。