メイン教材と時期

もも投稿 2020/9/14 16:55

高3 文系 埼玉県

早稲田大学商学部志望

世界史を勉強する際のメイン教材をどれにするかで迷っています。実況中継4冊と、学校で配られたプリント(かなり細かく時代順に並んでいるもの)と山川の教科書と東進の一問一答を持っていて、どれをベースにするかで迷っています。模試などで得た知識をどこに蓄積するのが良いでしょうか?今は一問一答をメインで使いながら、プリントと実況中継は辞書的に使っていますが実況中継も覚えるべきですか?
また、実力をつける世界史100題などの実践は10月以降でも間に合いますか?アドバイス頂けたら嬉しいです。

回答

ネギタコ焼き投稿 2020/9/16 12:38

慶應義塾大学文学部

こんにちは!日々の勉強おつかれさまです。
慶應義塾大学文学部のネギタコ焼きと申します。
よろしくお願いします。

今回は、①どれをメイン教材に据えるか及び、お持ちの教材の位置づけと使い方アドバイス ②実戦・演習に関するアドバイス
について書いていきたいと思います。

まず①について
・どの教材をメイン教材に据えるかですが、ぼくは学校配布のプリントにすることをおすすめします。
・というのも、早慶の入試では、知識と歴史の展開を正確に理解できていることが求められるので、その両方が学習できるプリントが恰好の教材だと考えるためです。
・一問一答は知識量を増やす学習には適していますが、歴史の展開を学習するのには適していません。マーチレベルまでであれば、知識がある程度入っていれば対応できますが、早慶は知識に加え、歴史の展開をしっかり理解できていないと対応できません。
・例えば、年代の並べ替え問題や正誤問題、論述問題等は歴史の展開を正確な理解がなければ、対応できません。
・そのため、一問一答はあくまでも知識の定着・確認用のサブ教材として使うべきです。
・ぼくがおすすめしたいのは、メイン教材→プリント/歴史の展開理解用→実況中継/知識の定着・確認用→一問一答 と各教材の役割を決めて学習することです。
・メイン教材のプリントには、模試や問題集、用語集、過去問等で得た知識を全て書き込んで、情報を集約します。
・目標は、世界史はこれさえあれば大丈夫という教材にすること。これを繰り返し学習すれば、知識も展開も同時に学習でき、世界史に自信を持てるようになるはずです。
・実況中継は、内容を憶えるというよりかは、一問一答で暗記しているような出来事がどのような経緯で生じ、どのような結果に至ったのかという歴史の一連の展開を理解するために使うと考えると良いかと思います。
・一問一答は、模試や入試の前に知識を確認したり、学習が手薄になってしまいがちな文化史や苦手な単元の知識を強化したりする目的での使用をおすすめします。
・まとめると、実況中継で展開を理解→プリントで展開を意識して、知識をインプット→流れがわからない場合には実況中継に戻る→プリントのインプット/苦手な単元や文化史を一問一答で補強 というような要領でやっていくと良いということです。

次に②について
・演習は10月からでも間に合います。ぼくは、11月くらいから始めました。
・ここで、演習をする際覚えておいていただきたいことを1つ。演習をして、間違えた問題や知識が曖昧だった部分は、該当する単元をメイン教材を使いしっかり復習しましょう。
・繰り返し復習することで、知識は増強されていきますので。また、次に同じ単元の問題に当たった際にも対応しやすくなります。
・例えば、フランス革命の問題を間違えたならば、プリントのフランス革命の部分をもう一度インプットする、展開に不安があれば実況中継を、知識に不安があれば一問一答を適宜使用して復習するといった具合です。
・あと、おすすめしたいことか一つ。それは、早慶上智の過去問を学部関係なく解くこと。
・早慶レベルの問題に慣れることができますし、様々な形式や単元の問題に触れることができるので、知識もより盤石なものになりますし、実戦力もつくのでおすすめです。
・ぼくは、これをやったことで、世界史はどの学部でも安定して合格点を取れるようになりました。

以上です。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
受験勉強も後半戦に入りました。今年は何かとイレギュラーで大変なことかと思いますが、気持ちを強く持って頑張ってください!失礼いたします。

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