二択でいつも
るやっふー投稿 2019/11/10 18:38
高3 文系 神奈川県
早稲田大学商学部志望
早稲田大学教育学部志望です。
過去問を解く際に5択から2択まではいつも絞れるのですが、いつもそこで間違えて点数を落とし、得点源であるはずの現代文で点が取れないです。どうすれば選びきることができますか?
回答
#かーきん投稿 2019/11/12 19:53
早稲田大学商学部
設問の文言に必ずある「最も適切なものを〜」に気づいていますか?
多分誰もが中学の時に(もしかしたら高校でも)、「現代文は消去法だ!」って言われているかもしれません。
しかし、その考えは根底から間違っています。
だって、間違っているものをすべて消去した結果残ったものが正解って。。。
本当にそんなことがあるのでしょうか?
そう言う安直な人間を落とせるように、大学側も問題をひねっています。
それは「正解選択肢を2つ作ること」です。。。
え?ってなったかもしれません。
正解が二つ?
いや、正解が二つあってもいいんですよ。
なぜなら「最も適切なもの」を選ばせるのだから。
適当なものの中から、最も適当なものを選ばせるのであれば、別に正解選択肢が2つあっても問題ないですよね?
では解説したいと思います。
基本的には4択であれば、そのうち1つは大ハズレ。
一つは事実錯誤、もしくは逆情報などで間違い選択肢だとします
残りの二つは、「問題を記述問題にした時に、正解の要素が全て揃っているもの」と「問題を記述問題にした時に、正解の要素がかけてはいるが、概ね正解とは言えるもの」です。
じゃあなぜこういう風な選択肢を作るのかと言うと、「記述問題に近い問題を作りたいから」です。
本当は私立大学だって、できることなら国公立と同様に記述問題を使用したい。、しかし資金獲得のため、受験者数も多くとりたい。ならば、仕方なしに解答方法を簡易化し、マークシート型にするしかない。
じゃあマークシートを記述に近づけるにはどうすればいいか?
そう。記述問題で怪異等を作るときのプロセスと同様の解答方法を、選択式問題でさせればいいことになります。
記述問題の解答の作成手順は、まず傍線部を解析した上で、それの換言、もしくは理由説明に必要な解答根拠をなるべく傍線部付近から探し出してきます。
採点官は、解答根拠がどれだけ記述内容に含まれているかを採点します。その上で文の接続、修飾、論理関係などを見ます。
つまり、記述において探し出してきた解答根拠が全部抜け目なく揃っている、もしくは選択肢の中で一番多いものが「最も適切なもの」なのです。
だから私立文系の国語の参考書でも記述問題を扱っているのです。
記述問題を応用したのが、選択問題なので。
皆さんには選択問題の見方を変えて欲しいです。
4択問題なら、あなた方は4人の記述回答の中で最も高い点数をつけるものはどれなのか?と言う観点で選んでみてください。
多分安定的に点数がとれるはずです。頑張ってください。