長文の効率的な読み進め方

りんつー投稿 2020/3/22 23:02

高3 理系 千葉県

昭和女子大学志望

長文対策で、たくさんの方が、色んな方法を教えてくださっていますが、結局どの解き方が1番効率的で正答率が上がるのか教えていただきたいです。私はいつも色々意識しすぎて効率的に読めません。返り読みをしないで読むことも試したのですが、読んでいるうちになんだっけ?となってしまい、結局返り読みをしてしまいます。
4月から大学受験生になります。

回答

りー投稿 2020/3/23 09:41

慶應義塾大学法学部

はじめまして!
英語長文の読み方と解き方の2点解説しますね。
かなーり長くなるので時間ある時や休憩の時に読んでください!

〈長文の読み方〉
予備校で受験生の質問に答える機会が多々あるのですが、速読や返り読みしない方法は本当に音読しかありません。なかなか継続してやってくれないのですが、、笑
最短でも効果がでるまでには3ヶ月は必要だと言われます。ですので、1日30分音読を欠かさずやってください。まだまだ時間はあります。本当にやってくださいね!
構文が難しくてたまに返り読みしてしまうのはしょうがないと思うのであまり気にしなくて大丈夫です。

音読をやっている前提で次からは話しますね。

・実際の読み方について
まず最初にTOEICなどの参考書でたまにあるスキャニング(拾い読み)はやめましょう。そんなことをしなくても読み終わるように音読してますし、実際読み終わります。
また、音読によってスラスラ読めるようになっても、流し読みになっては筆者の主張を掴めません。
これを訓練するためには読解の時に意識すべきことがあります。
最初にディスコースマーカーです。
ディスコースマーカーはやはり読む上で重要になってきます。最低限の知識は入れておきましょう。
ex)
・否定文の後の肯定文は重要
・assume、It is said that〜、Many peopleなどは一般論が来やすい
・IfやWhenは具体例になることがある
など

オススメの参考書は
・パラグラフリーディングのストラテジー
・サバイバル英文読解
↑この2つは、どのレベルの大学を目指す人にもオススメ
・ディスコースマーカー英文読解
↑これは難しいものもあるので早慶や国公立の人にオススメ
要約もあるから私立志望は要旨を掴む練習になるだけでなく、実際に要約が出る国公立にもオススメ

ディスコースマーカーだけでなく読解公式が載っているのは、
・難関大英語長文の実況中継
↑これはマーチ以上の難関大向けです。本当に読み方変わるのでオススメです。国公立verもあるので見てみてください。

あまり参考書では見ないのですが、英文には強い文と弱い文というものが存在します。
ex)
・強い文
疑問文とその答え、譲歩逆説の逆説、「〜だから」「〜の結果として」などの論理的帰結、強調構文、倒置、二重否定、最上級相当表現など

・弱い文
例、比喩、類似など

上記のような知識を持っているのと持っていないのでは大きな差が生まれます。
参考書や予備校の授業でこのような知識をインプットしましょう。
そして、時間をはからなくて良いので、学校の長文や問題集の長文で逐一アウトプットしてください。
僕は時間をはかって問題を解いた後、上記の知識をその時間内に全部アウトプットできていたか一文ずつチェックしていました。
時間をはかっていると意識できていなかった事項はマークをして音読で意識していました。

読んでいる時にメモをするのは普通の英文(〜800wordくらい)ではいらないと思います。(要約などがある場合は別)
超長文ではありだと思います。ただし、長々とメモをするのではなく、”記号”を使うと良いと思います。僕がやっていた方法を書いておくので参考にしてください。
ex)
女性の社会進出が高まっていると書いてあるパラグラフの場合、余白に「女性の社会進出が高まっている」と書くのではなく、「f↑」(fはfemale、womenのwでも構いませんが)のように書いていました。

ちなみに英文にスラッシュ/はいれる必要ありません。

〈長文の解き方〉
次に解き方を説明します。
必ず意識しないといけないことは、
“本文3回・選択肢1回”です。
これは本当に3回読めというわけではなく、それだけ本文重視、つまり本文に戻らなければいけないという意味です。
設問を読んで曖昧なまま選択肢にいかずに、必ず本文に戻り、もう1回読んで頭の中に入れてください。
そんな時間はないと思うかもしれません。だから、大半の受験生は設問を読んでから曖昧なのにすぐに選択肢を見て、選択肢で迷ってしまいます。
本文に戻って該当範囲を読むのはせいぜい10〜20秒なので選択肢で迷ってる暇があったら本文に戻った方が良いことはわかりますよね。本文にしか答えはないのですから。
あとは選択肢は一撃で解く訓練を普段からしてください。
それでも特に早慶では迷う選択肢があると思います。その場合はまた本文に戻れば良いんです。
ただとにかく選択肢は一撃で仕留めてるように心がけてください。なんなら間違えるときも一撃で間違えてください。笑 結局は効率良いですよ。
1番まずいのは迷って迷って迷って間違えること。
本当に時間の無駄ですが最初はよくやりますよね笑
こんな偉そうにベラベラしゃべってますが、自分も慶應法の2020の入試を受けてわからない問題ありましたが適当にマークしてさっさと次に行きました。そのくらいの強引さと潔さが必要です。

具体的な解く順番は
①出典確認
→話の内容、方向を一瞬で確認
背景知識があれば有利になることも。
②単語の注をさっと見る
→5秒くらいでこれまた内容が分かります。
ex)osteoporosis 骨粗鬆症
とあれば医療関係の話かな
など推測できますよね。(ちなみにosteoporosisとtuberculosis 結核 は注はほぼ必ずつきますがよくでるので難関大志望者、医療系志望者は覚えておくと良いです)
③設問を読む
この時選択肢は見ない!
どんなところに注意して本文を読むのかや、パラグラフごとに問題が出ているかなどわかります。過去問と同じかどうかもチェックしてくださいね。

あと一つテクニック臭いですが、異なるものを選ぶnot問題は先に選択肢を見ましょう。4つのうち3つは正解だからです。

まあ他にもたくさん書きたいことはあるのですが、質問があればまた答えようと思います!
長々とすみません🙏
参考になれば嬉しいです
わからないことがあればなんでも聞いてください!
頑張ってください

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