現代文の勉強の仕方と点数のとり方がわかりません

あやね投稿 2021/8/27 23:10

undefined 文系 神奈川県

青山学院大学教育人間科学部志望

模試とかでもいつも現代文が低くて足を引っ張っています。国語の勉強のうち現代文に時間をかけてやってもなかなか点数が伸びません。また、読むときに印をつけたり丁寧に読むように工夫したりしますが、いつも違う選択肢を選んでしまいます。説明文はまだ大丈夫な方なんですが、物語文がどうも苦手みたいなんです。

回答

師範投稿 2021/9/1 13:07

慶應義塾大学法学部

現代文には、読み方と必要な力がそれぞれいくつかあるので、思いつくまま紹介していきたいと思います。

読み方は大きく2つ。
①大まかに文章の流れを掴む読み方
いわゆるマクロな視点で読む方法。段落ごとや場面ごとに、そこにどんな内容が書かれていたのか大まかに把握しながら、全体の論理構造を理解していく。特に説明文だと、論理構成図なんかを書きながら読み進めていくとこの読み方の練習になると思います。書き方は画像を載せられないので、お手数ですが「現代文 論理構成図」などで検索してみてください。

②一文一文の繋がりを精密に捉える読み方
こっちはミクロな視点で読む方法。文よりもさらに細かい、単語レベルでの精密な読解が必要な場合もあります。現代文に基本的には無駄な文はないので、その文がなぜ書かれているのか、文章においてどのような役割を持つのか、前後の文と内容的にどう繋がっているのか、など考えながら読みましょう。

この二つの読み方を併用していかなくてはなりません。マクロばっかりだと細かい設問には答えられないし、ミクロばっかりだと文章の大意を掴めません。これからはこれら二つの読み方を同時に使いこなせるように、同じ文章でも読み方を変えて何度も練習してみて下さい。

読み方以外で必要な力もいくつかあります。
①語彙力
これは以外と蔑ろにされがちですが、「読めてしまう」現代文だからこそとても大切です。文中に出てきて、自分の言葉で説明できないな、と思った言葉については、ぜひ積極的に辞書を引いて意味を確認しましょう。

②具体例をあげる力
特に説明文でですが、自分が文章の内容を理解できているかを確認する術として、自分で具体例を挙げてみる、というのがあります。もしあげられなかった場合、一度振り返ってみて理解し直したほうが良いということです。

③根拠を持たせる力
これはどんな科目でもそうですが、設問に答えるときになぜ自分がその答えを選んだのかは必ず明確に根拠を持って説明できるようにして下さい。特に現代文の場合は根拠が必ず文中に書かれてますから、「何行目にこう書いてあって、こういう風に解釈できるから、この選択肢が正しい!」と言えるようにしましょう。これができれば、もし間違えた時でも、思考のどのプロセスで間違えたのか、細かく振り返ることができますから。

以上になります。正直現代文はこれらを意識したからといってすぐに飛躍的に出来るようにはならないでしょう。キツいかもしれませんが、辛抱強く鍛えましょう。ただ、まだ9月ですから、結果を出すに十分な時間は残されています。応援しています。

CFDsh3sBTqPwDZPutUYb
02E0C4B21CE0494F956017D0AD1B0679
J1CKn3sBTqPwDZPuDlQj