現代文 質か量か

麻呂投稿 2024/3/3 05:05

高2 文系 愛知県

早稲田大学法学部志望

早稲田志望の新高3です

現代文は質か量のどちらが大切ですか?

自分は毎日2つ程問題を解いていますが

正直復習も疎かになっています

復讐の仕方もいまいちよくわからないので

教えて欲しいです

また、現代文ってどれくらいで結果が見え始めるのでしょうか?

僕は3ヶ月程やりましたが中々伸びている実感がなくて

とても焦っています

何かアドバイスがありましたら宜しくお願いします

回答

きさらぎ投稿 2024/3/5 23:47

慶應義塾大学文学部

 難しい質問というか、現代文勉強の本質を突いたような質問に近いので上手く回答できるか分かりませんが、思うところを触れます。
 結論から、これは現代文に限らないかしれませんが、勉強は質よりも量が先にくると思うのです。要するに、ある程度の量をキチンとこなすなかで、自然とその中に質の向上が見込まれると思います。初めから質を追求してしまうと、おそるおそるの勉強になるだけでなく、勉強の絶対量が足りないことから明らかなように、やるべきことに穴があいてしあいます。ですから、まずはある程度の量が担保されているかを確認しましょう。
 そのうえでですが、現代文の勉強で最も大切なのは、「要約」だと断言したいところです。現代文入試問題の作問者の立場に立ったときに、作問者が我々に第一に求めるのは、その長文における筆者の主張や要旨になります。細かい正誤判定のような情報処理型の問題は別な態度が求められるかもしれませんが、本質的な(二次型の)現代文の問題なんかではこれが色濃く求められます。ですから、要約の作業は大切に。初めは200字数とかでもいいかもしれませんが、やがて100字数、
50字と強い制約の中で要約を挑戦してみください。要約は文字が少ないほど、より大事な内容は
取捨選択していかなければならないので、一層本質的な読みが求められます。
 市販の参考書でもおそらく要約問題がある問題集とか、あるいは要約がメインの問題集があるはず
です。ぜひ利用してみ欲しいです。要約を通して、筆者の主張の汲み取り方(客観的にここで大事な
ことを述べているお思われる筆致の雰囲気や接続詞、ディスコースマーカーのに対する感度)を
磨いていってください。これは、単なる正誤判定問題とか、マーク式の問題ばかりやっていても
なかなか培われません。俗に言う記述対策の現代文演習は、必ずマーク式の問題形態にも対応できる
現代文読解力を養成してくれるので、自信をもって「書く」ことを意識して頂きたいところです。
 少し抽象的な議論も続きましたが、上に述べたような意識というか態度を念頭に置いて、ぜひとも
本質的な現代文の演習を積んでください。ちなみにこの意識は英語長文にも適用できるのでぜひ!
 現代文は一朝一夕では結果の見えにくいくせものですが、勉強を通して、他の科目にも大きく
+の影響を及ぼしてくれます。全ての科目の原点は国語科(言語・ことば)にあるといっても過言ではないと思うのです。ぜひ自信をもって対策に勤しんでください。最後まで心より応援しております。
頑張って!!!

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