イライラしてしまう

ja投稿 2022/12/29 23:12

undefined 理系 愛知県

京都大学総合人間学部志望

数学の問題を解いていて、間違えた時に「なんで自分はこんな問題すら正解できないのか」とすぐにイライラしてしまい、焦って次の問題も間違える…というように負の連鎖に陥ってしまいます。そしてどんどん勉強のやる気がなくなります。
皆さんは自分に対する怒りを感じたことはありますか。
対処法を教えてください。

回答

RFtennis投稿 2022/12/31 01:54

早稲田大学商学部

その苛立ちは計算ミスによるものでしょうか、それとも方針が思いつかないことに対しての苛立ちでしょうか。

まず、計算ミスに関してですが、私も計算ミスはよくしました。これはめちゃくちゃ嫌なミスです。方針は合っているのに数値だけ少し違う、符号が逆になる。正直この計算ミスは入試において最悪です。テンパると私もしてしまいます。それで落ちた学部もあります。私個人の計算ミス防ぎ方としてはルーズリーフの計算を全てボールペン(消えないやつ)で書くことです。これはかなり有効です。計算ミスをしたら二重線で消す、ミスらなければシャーペンよりも早く書けるというメリットまであります。最初のうちは間違えばかりでストレスがものすごく溜まると思います。しかし、慣れてくると、少し慎重に計算をし始め、結果的に計算ミスはなくなってきます。私はこの方法で計算ミスをなくしました。

次に方針が思いつかない時です。これもかなり苛立ちますが、これは知識不足の時と、少し頭を捻らないと思いつかない問題の時の2つに大きく分けられると思います。

知識不足の時に関してですが、これも「そもそも方針を知らない」時と、「暗記すべき典型的な解法」を忘れている時の二通りあります。前半は気にしなくて大丈夫です。そこで知れば良いだけですから。問題は2つ目です。「暗記すべき典型的な解法」を忘れるのはよろしくないです。なぜか。それは「なぜ」その考え方をするのかを理解していないからです。数学は基本的、典型的な解法に関してはそこまで捻った考え方ではなく、ごく普通の素朴な考え方を基にしていることが多いです。したがって、その素朴な考え方ができていないということは解法を丸暗記しようとしているということです。数学はある程度は自分の頭で考える必要があります。暗記と理解の両輪で動いていると考えると分かりやすいでしょう。暗記も重要だが、その暗記のきっかけとなる理解は頭を使わないとできない。逆に理解も最低限の定義、定理の暗記がないとできない。この2つを忘れないで勉強すると「暗記すべき典型的な解法」はすぐに身につくはずです。そうすると自然と知識不足で詰まった時は「そもそも方針を知らない」時だけになるはずです。

少し頭を捻らないと思いつかない問題の時はよりやっかいです。時間をかければ解ける、逆に言うとトライアンドエラーをかなりの数踏まないと解けない問題です。これは演習の時にかなり多く出会います。一問に対し、5回ぐらい方針を考え、1時間以上かけたことも私はありました。しかしながら、この類の問題は一度解けるようになると1時間もかけた問題、として頭に非常に残ります。「あー、あのめっちゃ時間かけたやつね」とその考えた時間が長ければ長いほど頭に残ります。なので、そのイライラは将来への糧として大事にしましょう。この苛立ちだけははっきりと他と異なり、圧倒的に実力向上に繋がります。そこで粘らずに解答を見て、「あーそうするのか」と納得すると頭に残らず、すぐ忘れてしまいます。そうならないための悩む時間です。1時間30分を超えた場合は解答を少し覗いてみても良いでしょう。その場合は理解できるくらいまで見たらまた閉じて続きを頑張りましょう。その時間はあなたの血となり肉となるはずです。

参考程度にどうぞ。

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