勉強法
みっちー投稿 2018/12/9 17:20
高1 文系 香川県
香川大学志望
僕は、文系ですが数学が全然出来ません。
進研模試でも数学だけ偏差値50を超えません。
オススメの勉強法を教えて欲しいです。
回答
さやてんとう投稿 2018/12/16 14:30
慶應義塾大学理工学部
数学の勉強法についての質問ですね。
数学の勉強は正しい勉強法を知っている人は、
勉強すればするほど点数は伸びていくのですが、
誤った方法で勉強してしまうと、
自分ではできているという「錯覚」に陥るだけで、
試験では全く解けなくなります。
これを機会に軌道修正しましょう。
ここでは、いくつかの効果的な学習法をご紹介するので、是非実践してみてください。
また、これから紹介する学習法を組み合わせることによって、さらに学習効果が得られますので、一つに慣れたら、他のものと組み合わせてみるとよいと思います。
①交互練習
これは簡潔にいうと、
「さまざまな種類の問題をごちゃまぜにして解いていく」方法です。
応用例としては、
次のテスト範囲が青チャートの例題30~64だとします。
スマホのアプリやweb上で乱数生成ができるので、下限値を30、上限値を64にして、
出てきた番号の例題を順に解いていきます。
これだけです。
この学習法によって、類似した問題を解き続けることがなくなり、解法の検索精度を上げる訓練ができます。
確かに30~64まで順番に解いていく方が一つ前の問題がヒントになって解きやすいですが、これが皆さんが陥る「解けるという錯覚」です。
なぜなら、このとき皆さんは頭の中での解法の検索はごく狭い単元の中でしか行われていないからです。
実際のテストでは制限時間内に、問題を見て適切な解法を頭の中で広範囲からすばやく検索しなくてはなりません。
テストで点数を取れるようになりたければ、普段から解法の検索精度を上げておく必要があります。
今、数学1教科の中だけでの交互練習をご紹介しましたが、これを2教科、3教科と広げていくと、脳により負荷をかけることができるようになり、検索精度はより上がっていくとと思います。
例えば、因数分解(数学)→仮定法(英語)→日本国憲法(現代社会)といった感じです。
②分散学習
これは「間に時間を置いたり、別の学習を挟んで忘れる時間を作る」方法です。
この学習法も交互練習と同様に、脳への負荷を上げる方法です。
例えば、ある問題がどんなに考えてもわからなくて、解法を確認したとします。
このあとすぐに確認した解法どおりに問題を解き始めるのではなく、
一旦別の問題に取り組んだり休憩したりして、さっき確認した解法をあえて忘れかけさせます。
そして、忘れかけたところでもう一度その問題に取りかかってみるのです。
こうすることによって、脳は忘れかけた解法を思い出そうとします。
こうやって忘れかけた解法を思い出す作業によって、解法は脳の神経回路に組み込まれるのです。
他にも様々なメソッドがあるのですが、挙げるときりがないので今回は2点に留めておきます。
しかし、どのメソッドにも共通した重要ポイントは決まっています。
・テストの点数を上げたいならば、解法の検索練習は怠らない
・見ても記憶には残らない。思い出すときに記憶は定着する
この2点を抑えていれば、我流でも成績は伸びるのではないかと思います。
追記
基礎問題の間にちょくちょく応用問題を挟むと効果的でしょう。(どうして効果的かは考えてみてください)
以上。
自分でも書いていて長くなりすぎたなと思いますが、最後まで読んで下さりありがとうございます。
少しでもみっちーさんの成績向上につながればいいなと思っております。