慶應文学部自主応募推薦入試において、女子の合格率が高い理由は?(相談日:2016.09.01)

ホームページの実施要項の過去3年の男女別選考結果を見ると、
2016年は男子59人中11人合格、女子273人中110人合格となっており、明らかに女子の合格率が高くなっています。この傾向は2014、5年も多少の変動はあるもののほぼ変わりません。
これは女子が優先的に受かるということなのでしょうか?
またそうでなくても女子の方が合格しやすい理由などがあれば教えていただきたく思います。
よろしくお願いします。

回答者:慶應義塾大学文学部人文社会学科1年生

慶應義塾大学文学部に通う者です。
自己推薦で合格し入試した友人に聞きました。以下、回答させて下さい。

2016年度入試に合格した者(男)ですが、ご指摘はごもっともだと思います。
受験したときも周りはほとんど女子で、私自身かなりアウェイな感じでした(笑)
さて、ご質問についてですが、まず女子が優先的に受かる仕組みは絶対にないと思います。女子の合格者が多いのは元々、女子の受験割合が多いことも一つあるのですが、もう一つはこの入試制度の特徴にあります。慶應文学部自主応募制推薦入試は、日吉キャンパスで行われる総合考査?(小論文+和文外国語訳作文)、総合考査?(テーマ記述)による選考の前に、出願段階において「自己推薦書」、「評価書」、「評定平均値4.1以上」が求められます。そのため、前提条件として高等学校においてある程度成績を取りつつ、文学的関心を論理的に雄弁に語れることが必要となります。3年間すべての高等学校成績が評価対象となるため継続的な努力が要されます。ゆえにいわゆる「真面目な」生徒が多いと思われます。偏見でも何でもなく、そういう人間は女子の方が実際に多い傾向が見られ、それが結果に女子合格者が圧倒的に多い現象に影響しているのだと思います。

僕は一般組ですが、自己推薦入試で合格した男子は、本当に数が少なくて、希少価値はとても高いと思います!笑
頑張ってください!應援してます!!?