質が高い勉強とは

受験生投稿 2024/3/16 17:10

高2 文系 東京都

早稲田大学商学部志望

質が高い勉強をするにはどうすればいいのでしょうか?勉強時間が長ければいいという訳ではない、質の高い勉強をするのが良いと以前に聞いたことがあるのですが具体的にどんな勉強のことを指しているのかわかりません。

回答

きさらぎ投稿 2024/3/16 23:03

慶應義塾大学文学部

 おっしゃる通り、時間が長かればいいというわけでななく、「何をやったか」「それによって自分が成長したか(やったことが自分にとって適切な負荷であったか)」ということにフォーカスすべきだということです。よって、最初なんかは、今の自分にとって何が必要かを十分に考えたうえでやることリストみたいなのを組み立ててこなすのがいいと思います。このとき、短い時間で終わってしまえば、それはそれでいいということです。それだけ効率が良かっただけです。一番やばいのは、同じものとかタスクをだらだらと必要以上の時間かけてこなすというものです。分かりやすく言うと、
「やった気になった」というものほど恐ろしいことはありません。
 さて、やることリスクが有効だと言いましたが、丸一日単位で考えるとちょっと大変だと思います。下に、量に着目した勉強と質に着目した勉強との良い面を何となくいいとこどりした一日の勉強の流れを示してみましたので、参考にしてみてください。

まず一日を三分割します。午前、午後、夜といった具合です。そして、一つ一つのブロックに対して2から3個やるべきことを割り振っていきます。午前はあまり時間が無いので2個、午後は時間がわりに長いのでやるべきこと3個といった風です。もし丸一日のやることリストをずらりとならべてしまうと、どこか果てしない感じがしてやる気がそがれていしまうと思います。一日中同じ水準の集中力を持続できる人なんてほとんどいないと思います。ですから、一日を三分割することによって、一つ一つの小さなブロックにてやることリストを作る感じで細分化すると気が楽ですし、切り替えができて集中も続くのではないでしょうか。実際にやることを割り振るときには、朝は頭がさえているので頭がよく働く数学を、夜はお疲れモードなので暗記物をゆっくりと、といったようにいろいろ工夫ができると思います。ぜひ自分なりのスタイルを確立して欲しいです。
 また、この三分割法を実行するうえでの心構えの話ですが、午前・午後・夜の3ブロックのうち、少なくとも2ブロック集中できたらOKだと思いましょう。繰り返しますが、丸一日集中を持続させるのはほとんど不可能です。そのための三分割法ですから。最後一日を振り返ったときに、「朝はちょっと眠くてなかなかはかどらなったけれど、午後から夜にかけては大分集中できたからよしとしよう」と、これくらいの「心の余裕・ゆとり」が本当に大切です。私たちは人間ですから、受験といえども、健全な心身が第一です。このことを頭の片隅においておいて頂きたいと思います。

 あともう一点、「すき間時間の活用」は言うまでもなく有効です。同じすき間時間でも、電車の通学の際のすき間時間とか、お風呂の時間とか寝る前とか、毎日同じような時間に必ず行うことと勉強とをセットにすると強いです。というのも、勉強が習慣化されますから。そのときに勉強していないとむしろ変な感じがするとう感覚に達するともうこっちのものです。私も電車通学のときは気が付くと英語の単語帳を持っていたました。私の英単語力はほとんどこの電車通学の時間だけで培われたものです。ですから、こういったすき間時間は有効に使うとあなたの大きな武器になります。ぜひ意識的にとりいれてみてください。

それほど斬新な計画かと言われるとそうでもありませんが、私が経験した失敗をもとに考えてもわりに理に適っている方法だと思うので、ぜひ一度試してみて、質問者さん自身が効率的に勉強をすすめ
られたか顧みてください。
それでは、質問者さんが充実した受験生活をおおくりになることを応援しております。頑張ってくだ
さい!!!

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