- 早慶を受験される方は日本史の史料対策はやってましたか?またどのようにやってましたか?(相談日:2016.11.07)
- 回答者:慶應義塾大学文学部1年生
早慶を受験される方は日本史の史料対策はやってましたか?
またどのようにやってましたか?
史料対策のことでしょうか?もしそうでしたら私が行ったことを回答します。
早慶問わず、その他の大学入試において史料対策は必須です。知っていれば取れるし、知らないと差をつけられる問題と言えます。
日本史の勉強は教科書ベースでやるか、予備校で講師に教わるかによってやり方が変わってくると思いますが、教科書に載っている史料であれば気にして読んだ方がいいと思います。(全暗記はしなくて良い)
まず意識してほしい点は、史料は歴史の流れ、内容が書いてあるもので教科書と同じことを言っているという点です。
例えば、「1874年に民撰議院設立の建白書が提出された」という記述と内容説明が教科書にあり、同じページに史料が載っている場合は、内容説明を頭に入れた上で史料を読みます。
史料は教科書と同じことを言っているので、「この史料のここの部分が教科書の内容説明に一致している」などと、確認しながら読み進めると良いです。
太文字部分は穴埋めや選択問題にでやすいので書けるようにしておくと書き取り対策になります。
高3で、これから史料を対策するのであれば少し時間が足りないと感じるかもしれませんが、通史するタイミングで並行して史料を見ていけば問題なく間に合うと思います。
補助テキストとして、河合塾講師の石川先生が編集している的中というテキストを使いましたが、要点が簡潔にまとまっていて参考になりました。
史料問題で出やすいのは、穴埋めや事柄と史料が一致しするコンビの選択、未見史料の読解の3つに大きく分かれますが、未見だから解けない、、ではなく読み進めてみましょう。現代文と同じでどこかしらにヒントがあり知っている単語があるかもしれません。それをヒントに「おそらくこれだろうな」という推測をしながら解きましょう。設問文にヒントが書いてある場合がおおいので、見逃すことなく情報を入れておくと解きやすいです。
最終的には、史料を読んでどの内容を言っているのか分かれば良いので、ガチガチに暗記しようと思わず好奇心で息抜きがてら読んでみるといいと思います。