英語長文読解の勉強法?―テーマから内容を推測する―
レイチェルカーソンという人をご存じでしょうか?
レイチェルカーソンは、「沈黙の春」という本で農薬問題について訴えた人物です。
実はこの人、受験で頻繁に登場します(笑)レイチェルカーソンというキーワードから、農薬だったり、農薬を踏まえた環境問題などについて筆者の論が展開されていったりします。
ここで皆さんにお伝えしたいのは、何らかのキーワードが出たときに、それを元にだいたいその文章が何を言わんとしているのかを察することができるということです。内容を予測し、その通りに文章が展開していけば、精神的にも余裕が出て、多少文法や単語が分からなくても理解することが出来ます。
そこでオススメなのは、「リンガメタリカ」という参考書です。リンガメタリカでは、文章のテーマがわかるキーワードやそのテーマの中でよく出てくる言い回しなどを学ぶことができます。
もちろんレイチェルカーソンなど環境問題についても乗っていますし、広く経済一般の内容や社会学関連なども、日本語で、入試に即した形で説明してくれています。とっても優れものなので、ぜひ作ってみてください。
英語長文読解の勉強法??学部ごとの傾向をつかむ―
最後に、仕上げとして自分が受験する学部ごとに「頻出テーマ」を押さえます。
大学、そして学部ごとによって程度は変わりますが、その学部の専攻学問に関する長文が出でてくることが多いです。例えば、以前自分が実際に解いたものでは、商学部の問題に「いかに百貨店が消費者に対して密着した販売戦略を行っているか」という問題がありました。
また社会科学部の過去問には「中国の政治体制」について、そして文化構想学部には自分が受験した年に「村上春樹」について論じた長文が出ました。
このように、学部学科ごとに出してくる長文の内容が特徴づけられているので、ある程度入試において出てくる内容を予想し、インプットしておくとより長文が解きやすくなるでしょう!
この時、過去問で解いた問題の内容をノートなどにまとめておくと、なお良いかと思われます。
英語長文読解の勉強法「発展編」を取り入れる前に
この「テーマを詰め込む」「長文の内容を詰め込んでおく」というのは学部に関して特化した勉強を行っていくという最終段階で行うべき勉強です!
文法や単語など、まだ基礎的な英語の力がついてない段階で2,3のような「テーマ詰め」をいきなり始めるというのははっきり言って間違った勉強方法です。
それよりは、コンスタントに単語や長文読解自体の勉強を続けつつ、長文問題の内容をノートにまとめていくというやり方が良いかと思われます。
長文読解の基礎編は、最初に紹介した【早稲田・慶應】英語長文読解の勉強法をご覧ください。
テーマや内容を本格的に頭詰めていく2、3のような作業は、インプットの総本山である夏休みを抜けてからが適していますね。
それでは、勉強がんばってください!