高校生の皆さん、こんにちは。早稲田大学教育学部英語英文学科の5年生です。
突然ですが、アルクという出版社の名前を聞いたことはありますか。TOEICなどの英語学習教材を探したことがある方は、どこかで聞いたことがあるかもしれません。アルクというのは、英語・語学書の総合出版社です。
今回は将来的にジャーナリスト・メディア方面に興味がある人に向けて、早稲田大学に入学すると何が出来るのかを
アルクが出版する雑誌の一読者だった私が、自ら書いた記事をアルクに掲載するまでに至った経緯を通じてご紹介します。

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アルクを知ったきっかけ

エマ・ワトソンになりたい

全てはここから始まりました。
一般入試を経て英語英文学科に入学し、英語力にも自信があった私は、1年生の夏休みに約1ヶ月の留学@イギリスへ意気揚々と出発。しかし、憧れのBritish lifeを満喫するはずだった私は、初日から大きな壁に直面します。

イギリス英語が、聞き取れない。

自分が聞き取れるのは受験で慣れ親しんだアメリカ英語であって、イギリス英語はほとんど聞き取れないことを留学初日から痛感しました。そして短期の留学では慣れるはずもなく、人生初のBritish lifeは不完全燃焼で終わってしまいます。

イギリス英語が聞けて、話せるようになりたい。そしてもう一度、イギリスに戻ってきたい。

帰国直後から、イギリス英語習得のために思いつく限りのことをしました。
そもそも何から始めていいか分からなかった私は、イギリス英語の教材を探すために「British English」とYouTubeで検索。すると、エマ・ワトソン(映画ハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー役で知られるイギリスの女優)のインタビュー動画に辿りつきます。イギリス英語を流暢に話す、という点はもちろん、彼女の可愛らしい話し方や仕草、その全てに惹かれていき、「イギリス英語を話せるようになりたい」という私の想いは、いつしか

エマ・ワトソンになりたい

という想いに変わっていました。

エマ・ワトソンのインタビュー動画を漁っていると、彼女のインタビューが英語学習月刊誌『ENGLISH JOURNAL』(イングリッシュジャーナル)の2012年1月号に、英語スクリプトと日本語訳付きで収録されていることを知り、すぐに購入しました。そしてこの月刊誌を出版しているのが、アルクという出版会社だったのです。

チャンスは突然やってきた

「TOEICで人生が変わった人、募集します。」

そのアルクが発行する『マガジンアルク』という雑誌では、「今月のとーいっかー」と称して、毎月ひとり、TOEICで人生が変わった人のエピソードを掲載しています。
アルクの教材を使って毎日エマ・ワトソンの真似をすることでTOEICの点数も高まり、3年次には再びイギリスへの留学(今度は約1年間の長期)も叶えていた私は、この募集を見た瞬間、

大好きな雑誌に、自分の記事が載るチャンス!

と思い、すぐにイングリッシュジャーナルを使った自身の英語学習体験記をアルクに送りました。そしてアルクから「2014年9-10月号はあなたにお願いします」と連絡があり、アルク本社にてインタビューを受ける機会を得ることができました。