総合政策学部と環境情報学部は英語で稼ぐ?小論文はどうする?

総合政策を第一志望に、環境情報を第二志望で、これ以外に受けるつもりはありません。
今の英語の学力は、高34月の時点でセンター2016年146点
TOEIC IP 420点(リスニング215点+リーディング205点)(未対策)です。
英語で点数を稼ぐことが絶対必要と聞いたのですがどのくらいとれば良いでしょうか?
この場合、小論文はどの程度対策するべきでしょうか?

回答者:慶應経済学部1年生

ご存知かもしれませんが、SFCは日本で初めてAO入試を取り入れたところです。

アメリカなど海外の大学を強烈に意識しており、日本の大学が行うペーパーテストで測れない能力をもった生徒を欲しています。

ですので、入試制度も一般的な日本の大学が行うそれとは大分異なり、ある種の適性テストのようなものとなっています。

具体的に説明すると、

英語と小論文で受験した場合、まず英語が採点されます。

ここで一定の点数(大体7割ちょっと)を取れなかった人は足切りされます。

つまり、不合格決定です。

基本的にSFC受験生は英語が得意で「センターは失敗しても8割は余裕」みたいな人ばかりなので、これくらい簡単に突破してきます。

次に、英語の足切りを突破した人の小論文が採点され、そこでもまた一定の点数を超えなかった人は足切りされます。

「小論文の点数なんて採点者次第」とか言う人がいますが、SFCの小論文テストでは、文章表現力の高さやアイデアの奇抜さというより情報処理能力、分析力、問題解決力の高さを見られていると僕は感じました。(僕も受験しました)

もちろん小論文に答えはないけど、だからと言って採点者の趣味に依存するデタラメな「運ゲー」ではないということです。

最後に、英語と小論文の点数を合計して、点数が高かった人が合格するわけです。

ここまで読めばもうとっくに気づかれたと思いますが、SFCは英語が満点でも、落ちる人は落ちる、そんなところです。

入試まで時間はたっぷりあります。

SFC合格レベルの英語力をつけるには時間はたっぷりすぎます。

その他の時間を他の教科に比べ体系化されていない小論文の練習に使うのはリスキーに思えます。

通信教材や学校、塾の先生に添削してもらうにしても、週1やれば十分です。

他の時間を小論文のネタ探しに使うのもアリといえばアリかもしれませんが、やはり僕は「数学か社会の勉強して他の学部も受験できるようにした方がいいよ」と言いたくなります。

SFCにやりたいことがあってSFCじゃないと嫌だ、というなら、何もいいません。素敵です。

頑張ってください。