赤本か青本か

めい📖投稿 2024/4/27 03:21

高3 理系 長野県

京都大学医学部志望

そろそろ過去問を購入しようと考えています。

現時点では、駿台出版の入試詳細25年の方が解説が丁寧かつ数学に関しては別解が豊富なので、そちらを手に入れようと考えています。

が、実際に使ってみてからではないと分からない利点や不便な点があると思います。

そこで先輩方に、ぶっちゃけこっちの方がおすすめだとか、こっちはこういう点がよかった、ということを教えて頂きたいのです。

よろしくお願い致します!

回答

Euclid投稿 2024/4/27 10:49

慶應義塾大学理工学部

失礼します、京大落ち慶應理工の者です。
質問の趣旨とはずれるかもしれませんし、そもそも京大に受かってすらいない人間が混ぜ返すようで恐縮ですが、京大数学であれば赤本青本以外でも、大学への数学が「51年の軌跡」という本を出しています。また、鉄緑会が「京大数学問題集」という過去問題集を出していることにも注意してください。
それぞれの特徴やメリットは以下の通りです。

赤本:分野ごとに問題が分かれているため、苦手分野の重点的な演習がしやすい。解説はザ・オーソドックスな印象。

青本:問題の解き方の方針について、その立て方が一問一問に書かれている。解説が丁寧な印象。

大数:圧倒的な問題収録量(51年分!)。後期日程や特色入試までも収録。実際に受けた人の受験報告も多数あって、かなり参考になる。

鉄緑会:鉄緑会独自の細かい分析。京大数学を解くにあたってのミニ講座のようなものも収録。別解豊富な印象。

どれを選べば良いか、というお話ですが、乱暴なことを言ってしまえば、全て買うに越したことはないです…w

本が異なれば、著者も異なります。著者が異なれば、数式の変形の仕方から図の書き方、論証の仕方、さらには解説に使われる繊細な言葉遣いまで、様々な違いが出てきます。

こうした細かい違いによって、「この問題、青本だとピンと来なかったんだけど、鉄緑会の解説読んだら凄く腑に落ちたんだよなぁ。」みたいなこと、結構起きたりするんです(私の理解力が低かっただけかもしれませんが…)。

一つ問題について、多くの解説を読めば読むほど、数学の問題をより多角的に、より鮮明に見れるようになるでしょう。そうすれば数学への理解が深まり、数学力の向上も見込めるかもしれません。何より解説と睨めっこして、無駄にウンウン考える時間を極力短くできます。

ただ、すでにご自身で青本を買う、と決めているのであれば、まずは青本一冊をしっかりとこなした上で、必要に応じて他の過去問題集を購入、参照されるのも十分良いかと思います。

近頃の京大数学は難易度が不安定です。問題も他の大学にはないような独自性がありますね。どうか過去問を通じて多くの京大数学に触れ、難易度の変化に動じることのない「京大数学力」を培ってください、応援しています。

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