こんにちは、早稲田大学理工学部応用化学科の3年生です。

先日、早稲田大学理工学部応用化学科を志望する高校生から「将来的には医薬品開発などに興味があります。早稲田の中だと理工学部応用化学科で学べそうな気がするのですが、実際に医薬品開発などの授業はあるのでしょうか?」という質問を頂きました。

今回はこの質問に答えると同時に、応用化学科の講義内容を少しだけご紹介しますね!
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応用化学科では有機化学の研究ができる

結論から言うと、医薬品開発を中心テーマに掲げている講義はありません。講義はありませんが、医薬品開発のイメージに最も近い研究をしている有機化学系の細川研究室があります。※研究室というのは、少人数版の講義のようなものです。

多くの方は、そもそも「有機化学って何!?」という感想をお持ちになっていると思いますが、細川研究室のウェブサイトでは以下のように説明されています。

有機化学とは、炭素を中心とした組成の分子を組み立て、あやつる学問です。生命科学、材料科学の中心となる”科学の華”です。151022_有機化学
(引用:細川 誠二郎研究室「有機化学って何?全合成って何?」http://www.waseda.jp/sem-hosokawalab/about.html)

とあるように、様々な化学分野に応用される重要な学問分野です。有機化学の理論は構造論と反応論に大別することができ、例えば高校化学でも習うような科学結合論は構造論に、化学反応式は反応論に分類されます。