実は、多くの人が行っている休憩のほとんどは全く効果がありません。例えば、携帯アプリをやる、SNSを覗く、映画を見る、友達とメールをする、などです。これらは、勉強から生まれたストレスから目を背け、目先の欲望を満たそうとする行動であり、ストレス自体は全く減りません。ですから、携帯ゲームを10分やってから勉強に戻っても、思考体力はちっとも回復していないのですぐに投げ出すことになります。
真に回復を促す休憩法として、米国心理学会では、「エクササイズやスポーツをする」「礼拝に出席する」「読書や音楽を楽しむ」「家族や友だちと過ごす」「マッサージを受ける」「外へ出て散歩する」「瞑想やヨガを行う」「クリエイティブな趣味の時間を過ごす」などを挙げています。ちなみに、この中で僕が実際に活用しているのは、音楽、散歩、友達と楽しい会話をすること、の3つです。
効果的な休憩法とそうでない休憩法の見分け方は、「終わりがあるかないか」です。自分の欲望を満たすための行動には、ゲームやテレビ、やけ食いなどがありますが、これらはどれだけやっても一向に満足することはありません。次の番組も見たい、もう一袋ポテチを食べたい、もう1プレイだけしてから…などなど、永久に欲望の虜になり、終わりがありません。
逆に、効果的にストレスを排除する休憩法には終わりがあります。ある程度それを行うと、ストレスが完全に解消されて、体が満足してその行動を終えます。
詳しくは「思考体力を鍛えること、勉強を楽しむこと、意味のある休憩を取ること、この3原則さえ意識していれば、朝から夜までぶっ通しで勉強、ということも不可能ではありません。
また、長時間勉強したいという人は、睡眠もしっかり管理する必要があります。睡眠に関しては以下にまとめてありますので、読んでみて下さい。
→勉強に集中するための理想的な睡眠時間とは?
→もう勉強中に眠くならない!「睡眠の質」を管理する3つの法則
勉強面に目を向けるだけでなく、自分の生活リズムや受験に対する姿勢など、自分自身とも十分に向き合いながら、頑張って下さい!
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