こんにちは。
早稲田大学国際教養学部の4年生です。

よくいただく質問に、「夏休みは今までの復習をすべきか、新しい範囲に進むべきか」というものがあります。今回は、世界史を使ってこの質問にお答えしようと思います(^^)
(日本史は「早慶W合格者が語る! 日本史の勉強法」をご覧ください)

判断基準

まず、「復習をすべきか、新しい範囲に進むべきか」の判断ですが、
? 模試の結果などを見て、既に習った範囲に不安がない
? 高校3年生(または浪人生)
この2つの条件を満たしている場合は、ガンガン新しい範囲に進むべきだと思います^^

世界史の勉強法 in 夏休み

私たちの受験期は、近代・現代が重要でした。出題量自体、古代・中世などと変わりませんが、差がつくのが近代・現代だったからです。
準備不足から近代・現代の勉強まで満足に行き着かなかった学生や、近代以前からの「流れ」として以降の歴史を理解していない学生が、差をつけられてしまいます。

ですから、夏休みに先へ進む場合は、先の「流れ」を、教科書を読むなどして把握しておくのが良いと思います。現時点で単語(人や戦いや場所などの名前)を覚えたり、マニアックに突き詰める必要はありません。
何度か読んで、流れを理解するだけで十分です。これだけしておけば、暗記などは、また授業で触れたときに楽にできると思います。

この時期の世界史は、流れを理解することと、流れの中で何度も単語に触れることが重要です。
いくら単語を覚えていても、流れを理解していなかったら、ひねりを効かせた実際の入試では役立ちませんし、単語に触れた回数が少なければ、思わぬところで思い出せないこともあります。

既に覚えたところに関しては、出題形式に慣れるために、その範囲だけ赤本を解くのもありです。大学や学部ごとに出題形式が違うので、早くから傾向を知っておけば、これからの勉強の仕方が分かるはずです。

というわけで…

復習をする場合… 練習問題や赤本、模試で出題形式を知り、間違えたところや分からないところはノートなどで復習
先に進む場合…教科書や”一目で流れが分かる”タイプの教材などで流れを理解。また志望学部の出題傾向から、どこをどのように重点的に勉強するかを想像するのも良い

となります。