寝る直前の英単語 復習or新しい範囲

のっち投稿 2024/3/20 04:32

高1 理系 神奈川県

名古屋大学工学部志望

寝る直前に英単語を見ているのですがその日覚えた単語を見て復習するのと、次の日覚えようと思っている範囲を見るのだとどちらがおすすめですか?

回答

きさらぎ投稿 2024/3/20 23:13

慶應義塾大学文学部

 本当にどちらでもよいと思いますが、直感的には次の日覚えようとする単語を見ることだと感じます。すなわち新しくお目にかかる単語です。新しい単語は覚えるのに少し負荷がかかると思います。その中、質問者さんが知るように、寝る前の記憶活動は大変有効で、この効力を使いたいのはやはり初めて見るような覚えにく単語かと。寝る直前によく見ておくことで、寝ている間に記憶が「構成」されますね。
 更にいうと、起きた朝なんかにベッドの上でもその単語が覚えられているかテストしてみるのが理想でしょう。この二段階によって、記憶がより確かなものとして定着するはずです。もちろん、エビングハウスの忘却曲線に従えば、以降の定期的な復習(テスト)によって、「忘れるより速いスピードで暗記する」ことが求められますが。ちなみにですが、復習の際ですが、テストする(赤シートや指なんかでキチンと隠して思い出す)ということを意識してください。「思いだす」という刺激が脳に
とって肝腎です。
 下に、単語帳の暗記について、おすすめしたい方法論のところを語っておきます。自分なりにやり
方があって習慣化していればお見捨ておきください。

まずその単語帳を一冊ざっと目を通します。このとき、同じ単語やページに長い時間をかけてはなりません。ある程度、「ああこんな単語があるのか、この単語はこういう意味なのか」とわかれば、次々に前にいって、おろそかにしてはなりませんが、きもち丁寧くらいでとにかく早く一周、目を通します。これによって全体像を脳の潜在下でなんとなく感じます。加えて、「生まれてこの単語一度もみたことがない」という事態がその単語帳において事実上なくなりますね。これは精神的にもとてもうれしいし、以降の暗記作業において無意識下で有効に働いてくれます。ですからとにかくはやく初めての一周を終わらせてください。 
 この後はひたすら演習(赤シートで隠して「思い出す(思い出せずプチ悔しい思いをする)経験」を積みます。このときも、どんどん前に進んで最後までたどりつくことをめざしてください。同じところで長らくとどまっていてはいけません。ある程度覚えたと思ったら、すぐ次にいって、そのかわりまた「戻ってくる」すなわちその単語帳を反復するのです。もし一周全部通すことを繰り返すのが
苦しければ、いくつかのブロックに割って、各ブロック内で繰り返し反復しましょう。
 その単語をどれくらい長い時間かけてみたか、ではなく何回・何度見たかが最も肝腎になってっきます。もっと肝腎なのは、その単語を「何回思い出したか」です。ですから、赤シートや手で隠すことを忘れないでください。覚えられていなくて最初は苦しいですが、覚えるほど本当にはかどります。
 さて、具体的にですが、赤シートで隠してなお思い出せた単語に印をつけていきます。多くの人は分からない単語に印や付箋をつけると思いますが、私はこれをした当初、分からない単語だらけで絶望してやる気がなくなりました。ですから、覚えたら覚えるほど(思いだされば思い出せたほど)に正の字の印を増やしていくのが精神的にもはかどると思います。進捗状況も目に見てわかりますし。こんな具合で単語帳がボロボロになるまで反復してください。

これらは質問に対しては完全に蛇足ですが、参考になれば幸いです。それでは、質問者さんが
充実した受験勉強生活をおおくりになることを祈っています。頑張ってください!

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