勉強法を教えてください

りこ投稿 2024/3/17 19:43

高2 文系 福岡県

中村学園大学栄養科学部志望

4月から高3です!
英語を得意にしたくて本格的に勉強しようと思っていますが勉強の仕方がよく分かりません。

学校で使ってる教材は
単語 LEAP
文法 Scramble です

勉強の仕方やいい教材を教えてください!

回答

きさらぎ投稿 2024/3/21 01:17

慶應義塾大学文学部

 いい教材というのは、何とも言い難いです。が、一つだけ言えるのは、大手の王道の教材を使うことです。それを使って勉強して合格した先輩が沢山いる以上、それが間違った教材・やるべきでない教材とは言い難いです。しかし、誰もやっていないけど自分は好き!みたいな教材は、趣味でやってみてもいいかしれませんが、上に述べたような判断が難しいですよね。やっている人が少ない分実績もありませんし。単語帳だと、キクタンとかシスタンがいいと思います。長文の教材は自分のレベルに応じてというところになりますが、基本は学校の教材の演習を大切にしてください。

さて、英語の勉強は大きく英単語(英文法・語法)と長文演習とに分かれると思います。したに、英単語を勉強する方法論のところと、長文の読み進めかたのところの二点、語ります。ぜひ一意見として参考にしてください。

まず単語帳からです。
まずその単語帳を一冊ざっと目を通します。このとき、同じ単語やページに長い時間をかけてはなりません。ある程度、「ああこんな単語があるのか、この単語はこういう意味なのか」とわかれば、次々に前にいって、おろそかにしてはなりませんが、きもち丁寧くらいでとにかく早く一周、目を通します。これによって全体像を脳の潜在下でなんとなく感じます。加えて、「生まれてこの単語一度もみたことがない」という事態がその単語帳において事実上なくなりますね。これは精神的にもとてもうれしいし、以降の暗記作業において無意識下で有効に働いてくれます。ですからとにかくはやく初めての一周を終わらせてください。 
 この後はひたすら演習(赤シートで隠して「思い出す(思い出せずプチ悔しい思いをする)経験」を積みます。このときも、どんどん前に進んで最後までたどりつくことをめざしてください。同じところで長らくとどまっていてはいけません。ある程度覚えたと思ったら、すぐ次にいって、そのかわりまた「戻ってくる」すなわちその単語帳を反復するのです。もし一周全部通すことを繰り返すのが
苦しければ、いくつかのブロックに割って、各ブロック内で繰り返し反復しましょう。
 その単語をどれくらい長い時間かけてみたか、ではなく何回・何度見たかが最も肝腎になってっきます。もっと肝腎なのは、その単語を「何回思い出したか」です。ですから、赤シートや手で隠すことを忘れないでください。覚えられていなくて最初は苦しいですが、覚えるほど本当にはかどります。
 さて、具体的にですが、赤シートで隠してなお思い出せた単語に印をつけていきます。多くの人は分からない単語に印や付箋をつけると思いますが、私はこれをした当初、分からない単語だらけで絶望してやる気がなくなりました。ですから、覚えたら覚えるほど(思いだされば思い出せたほど)に正の字の印を増やしていくのが精神的にもはかどると思います。進捗状況も目に見てわかりますし。こんな具合で単語帳がボロボロになるまで反復してください。

続いて英語の長文演習についてです。
長文ですが、読むときのメリハリがまず大切です。問題作成者が私たちに望んでいるのは、その英文の内容に関する細かい細かい正誤判定ではないはずです(共通テストなんかはそういった問題もあるかもしれませんが、二次試験など本質的な英語力を試す問題はそんなことありません)。彼らが望むのは、私たちが英文における趣旨、または筆者の主張を汲み取ることです。これはそんなに複数あるものではないです。要は、長文英語というと、わりに同じことが繰り返しのべられているにすぎないことが多いのです。私たちは、そのエッセンスを上手に抽出すればよいということになります。
 その手段として、パラグラフリーディングを一つすすめます。段落があると思うので、それぞれの段落を要約して数文字でパパっとメモするのです。最後それらをつなげると論の展開が分かりやすいうえ、話がごちゃごちゃしにくいです。要約というとがめついですが、要は、お題をつけてあげてください。数文字で!
 もう一つは緩急のある読みです。for example, for instanceとくると例示ですね。ここら辺はわりにスピードをもって読みましょう。または分からなかったらななめ読みしてもいいかしれません。ただし、これはその例示のもととなる主張がわかっていればの話ですが。そこにおける主張が理解できていなければ、例のところを使って主張を理解する手がかりにするとよいと思います。英文を同じような「力」で読んでいると、時間もおそらく足らないし、疲れます。ですから、大事そうなところ(butやtherefore)の類がでてきたら慎重に読んで、例示のところはパパっと読む、この緩急を大切にしてください。

色々語っていますので、どうか、取り組めるところだけ、部分的に試してみてください。一番やばい
のは、言われたことをひたすら盲信して全部やろうとすることです。破綻します。なので、自分の
頭でよく考えて、必要なことを考え抜いて、できることをどんどん試して成績向上させていってください。英語に限りませんが、勉強というのは「螺旋階段状」だと思っています。直線的、うなぎのぼり
に成績が伸びるということはなかなかありません。辛抱強く、継続することを意識して最後まで
頑張っってほしいです。受験が充実したものになることを祈っています。頑張ってください!!!

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