日本史か世界史か（早稲田/文化構想学部志望）
長滝投稿 2024/2/12 08:41
高2 文系 東京都
早稲田大学文化構想学部志望
早稲田大学 文化構想学部志望の現高2（新高3）です。日本史と世界史の選択について迷いがあります。
先日、来年度から始まる予備校の時間割で世界史と日本史のどちらを受講するかを聞かれ、考えたのち日本史を選択しました。理由の一つ目は、私が受験勉強を始めたのがつい最近（去年の冬から）で試験日まで残り約1年しかない為、この時期から始めるなら最初から流れを知っている日本史の方が適していると思ったからです。また、「世界史は浅く広く」、「日本史は狭く深く」と言われますが、偏差値が高い大学では世界史に関しても結局深く聞かれるのではないか（「広く深く」なってしまうのではないか）という懸念点もありました。三つ目に、昔実際に世界史の授業を昔受けてみて、横のつながりの感覚が難しいと感じたからというのもあります。しかし、早稲田の歴史科目について日本史と世界史では世界史の方が簡単だと聞きます。また、日本史は「そんな細かいところまでまで！？」というレベルのものも出てくると伺いました。
そこで質問があります。
①両方とも少しだけ勉強してみて、自分は、「縦の繋がり」より「横のつながり」の方が捉えづらいなと感じたのですが、これはやっていくうちに「横のつながり」にも順応していくものなのでしょうか。（ちなみに大航海時代以降の横のつながりに関しては比較的覚えやすいと感じました。）それとも予め持った適性にあった方を選ぶべきでしょうか。
②また、文化構想学部の過去問を見てみて文化史が非常に多いと感じたのですが、日本史と世界史の掘り下げ度はやはりかなり差があるのでしょうか。前後関係を理解することや覚えることに関しては自信があるのですが、参考書や教科書に載っていないようなことまでも聞かれると、正直正答できるか心配です。深掘りすることに全く抵抗はないですが、どこまで深掘りすればいいのかが分からないので不安に感じます。
興味に関してですが、日本史と世界史のどちらにも同じくらいの関心があります。ですが、世界史はあまり勉強してこなかったことや、世界が舞台になっていることもあって、面白いなと感じます。（日本史:世界史の面白さ＝4.5:5.5 という感じです）
もし選択を変えるなら、まだ本腰を入れていない今のうちに変更したいと思っています。
長文になってしまい、申し訳ありません。回答をお待ちしております。
回答
永谷投稿 2024/2/12 09:54
早稲田大学文学部
早稲田文学部の者です。前提として、日本史と世界史のどちらが良いか問題は、最終的には個人の好みに帰結してしまうことを把握しておく必要があります。それをふまえた上で自分の意見を参考にしていただければ幸いです。
①について
自分が最初に捉えやすいと思ったものを選んだ方が良いです。世界史をマスターしたいという強い気持ちがあれば別ですが、自分が難しい、やりづらいという気持ちは後々ストレスになることが多いです。また、滅多にないと思いますが、「横のつながり」に順応できない可能性もあります。科目選択においては安パイをとることが大事だと思います。
②について
どこまで深堀りすればいいかは、予備校で勉強したり過去問を解いたりすることで、なんとなくですが分かってきます。早稲田受験生向けの予備校や授業ならば、どれが早稲田レベルの用語かなども教えてくれると思います。また、文化構想学部は早稲田の中では比較的基本問題が多めなので、そこまで深堀りの心配をする必要もないです。
ここからは自分や周りの人の経験から得た、歴史選択をする時のポイントをご紹介したいと思います。
まず、質問者様は漢字の用語とカタカナの用語、どちらを覚えるのが得意ですか？この質問にすぐに答えられるのであれば、漢字なら日本史、カタカナなら世界史と即決してしまって良いと思います。自分の周りの合格者はこの視点で選択していた人が多かったです。自分は、ひとつひとつに意味がある漢字の方が覚えやすかったので、日本史を選択しました。逆に、漢字が苦手だから世界史選択にするという消極的理由もアリだと思います。
これで決められない場合は、世界地理に強いかどうかで決めるのも良いと思います。世界史は様々な国や地域に焦点があてられるため、ある程度世界地理の知識があれば有利になります。知識がなくてもこれから覚えれば良いのですが、予め知っている人よりは少し不利になってしまうと思います。
少しでも参考になれば幸いです。受験勉強、頑張ってください。
