慶應法学部の英語

慶法志望の高2です。慶應法学部の英語は難易度が高いと聞きます。長文を読むにあたってセンター試験と慶應の違いを教えて欲しいです。そして、慶法英語の長文の読み方も教えていただきたいです。

回答

kawa0110投稿 2016/8/12 00:54

慶應義塾大学法学部法律学科1年

慶應義塾大学法学部法律学科に在籍してるものです。
たしかに慶應法学部の英語は他の学部に比べて難易度は高いと思います。センター試験とは違って満点を狙うようなテストではありません。しかし、緊張感の影響でわからない問題が出題されるとその問題が解けるまで粘ってしまう人がいます。たとえその問題が解けたとしても合格は遠のき、得られるのはその場限りの安心感です。慶應法学部の英語は時間との勝負が鍵となる問題量と難易度を考慮しても短時間しか与えられません。つまり、センター試験とは異なる問題の取り組み方をしなければなりません。慶應法学部の英語では平均点にもよりますが7割得点することができれば他の教科を補えます。
これまで慶應法学部の英語に対する心構えについて話してきましたが、これからは慶應法学部の英語の各問題について触れて行きたいと思ってます。
まず大問1では傾向として語法問題が出題されます。しかし、12・3年前や数年前に発音問題も出題されています。発音問題は基本的な問題と大学受験レベルを超える問題の二種類が出題されます。ここでは基本的な問題を確実に得点することが合格に近づく一歩だと思います。大学受験レベルを超える問題は正直に言ってほとんど正解できる人はいません。割り切って次の問題に向かうことが重要です。語法問題も発音問題と同様で、基本的な問題と大学受験レベルを超える問題の二種類が出題されます。対策も発音問題も同様基本的な問題を確実に得点しましょう。オススメ参考書は河合塾の正誤問題集です。これ一冊で正誤対策は終わりにしましょう。極めるとなると正誤問題は終わりがありません。
次に、大問2番です。ここでは会話表現を取り扱った問題学部に出題されます。私が受験した2016年に多少形式が変わったものの、会話表現を問うことは変わっていません。ここでは、会話の流れを理解して適切な選択肢を入れるタイプと難易度の高い会話表現を問うタイプが存在します。この問題は、語法・発音問題と違って割り切ることは得策ではありません。なぜなら、この問題には意味の推測や消去法が使えるからです。前置詞から意味を推測したりすることができます。この問題は一問間違えると基本的にもう一問間違えることになります。このことや他の大問の難易度を考慮すると、大問2は満点を取っておきたいところとなります。オススメ参考書はz会の英会話問題のトレーニングです。
さらに、大問3に触れていきます。これは英単語の意味を答える問題です。この問題では基本的に難単語の意味を聞かれます。単語の意味は文脈で判断することになります。ここでの戦略は消去法と語彙を増やすことによって単語の意味を元から知ってる状態にすることです。こうすることで自分は10個中4個ほどは絶対正解する自信を持って解答することができました。この問題の対策は語彙を増やすことがいいと思います。過去問や問題演習で分からなかった英単語を自分のノートに写して覚えたり、難単語の高い単語王などを使ってみることがいいと思います。
最後に大問4について触れていきたいと思います。
この大問では長文問題が出題されます。この問題が厄介で英語的な意味で難易度が高いのはもちろん、長文の内容も馴染みのないものが多く理解が難しいものが多いです。正直全文の内容を理解する人は少ないと思います。そこで合格の分かれ道は全文の内容を理解するすることに重きをおくのではなく、文章の内容を多少大雑把でも理解しようとすることです。それにはパラグラフリーディングがオススメです。パラグラフリーディングについて簡潔に説明すると文章の構成などから文章の意味を推測することです。パラグラフリーディングについての参考書はたくさんあるので自分に合ったものを選ぶといいと思います。そして、大問4に必ず出題される整序問題は文法的な観点は勿論、文脈からも判断しないと正解にはたどり着けないです。
このように、慶應法学部の英語は難易度は高いです。しかし、そのため差もつきやすく法学部に合格するためには落とせない教科です。前述した方法や周りの先生などをうまく利用して慶應法学部の英語だけの対策をすることが必要だと思います。

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