学校の問題集、効率的な使い方

にり投稿 2024/3/22 02:38

高2 理系 三重県

東京大学理学部志望

新高3東大志望です。自分の学校はいわゆる自称進学校というもので、課題提出が余儀なくされています。そこで、どうせ提出するのならそれを効率良く使っていきたいです。その中でも特に英語長文問題集の使い方に試行錯誤しています。単に解いてそのまま解説見て単語確認してたまに読み返して…というように進めていますが、何か身についてる気がしません。東大志望なので文章の要約をした方が良いのかな?とは思いますが、もっと効率良く、身につくような使い方を教えていただきたいです。

(長文はSwitchという演習系で、共テ〜旧帝レベルの大学の出題文が掲載されており、解説には段落ごとに語彙のポイント、論理展開、全訳があり、最後には要約例も書かれてあります)

回答

きさらぎ投稿 2024/3/23 09:14

慶應義塾大学文学部

 まず一周目は辞書などを引かずにパラグラフリーディングをしなら読み進めていきます。パラグラフリーディングとは、段落や意味段落毎に数文字で小見出しをつけながら読み進めていくイメージのものです。もし現代文の要約作業になれていなかったりしたままで英語の要約をしようとすると、なかなかうまくいかず挫折すると思います。ですから、まずは小さい段落をギュッと数文字でまとめるこのを積み重ねる練習からしてみてもいいと思います。
 下に英語の長文を読み進めるうえでの全体的なイメージのおすすめを示しますね。

長文ですが、読むときのメリハリがまず大切です。問題作成者が私たちに望んでいるのは、その英文の内容に関する細かい細かい正誤判定ではないはずです(共通テストなんかはそういった問題もあるかもしれませんが、二次試験など本質的な英語力を試す問題はそんなことありません)。彼らが望むのは、私たちが英文における趣旨、または筆者の主張を汲み取ることです。これはそんなに複数あるものではないです。要は、長文英語というと、わりに同じことが繰り返しのべられているにすぎないことが多いのです。私たちは、そのエッセンスを上手に抽出すればよいということになります。
 その手段として、今さっきすすめたパラグラフリーディングを一つすすめます。段落があると思うので、それぞれの段落を要約して数文字でパパっとメモするのです。最後それらをつなげると論の展開が分かりやすいうえ、話がごちゃごちゃしにくいです。要約というとがめついですが、要は、お題をつけてあげてください。数文字で!
 もう一つは緩急のある読みです。for example, for instanceとくると例示ですね。ここら辺はわりにスピードをもって読みましょう。または分からなかったらななめ読みしてもいいかしれません。ただし、これはその例示のもととなる主張がわかっていればの話ですが。そこにおける主張が理解できていなければ、例のところを使って主張を理解する手がかりにするとよいと思います。英文を同じような「力」で読んでいると、時間もおそらく足らないし、疲れます。ですから、大事そうなところ(butやtherefore)の類がでてきたら慎重に読んで、例示のところはパパっと読む、この緩急を大切にしてください。

冒頭に、「まず一周目は辞書等を引かずに読み進めるのがおすすめ」としました。当日は基本的に
辞書の持ち込みがだめなはずです。ですから、少々難しい単語が並ぶ長文において、筆者が言わんと
することを大まかにとろうとする練習だと思ってとりくんでほしいわけです。
 二周目は分からない部分でかつ問題に関わると思われる部分は辞書を使いながら、必要に応じて
文構造なんかもとりつつ英文に対する理解を深めていきます。ここで初めて辞書を引くのがいいと
思います。そして最後、問題を解いて答えを合わしたりした暁に、解説において、自分が英文の
全体の構造をどこまで把握できていたかを確認します。目視でいいと思います。

 以上、解答不十分のところもあったかしれませんが、思うところを語りました。ぜひ一意見として
参考にしてみてください。質問者さんが充実した受験生活をお送りになることを心からいのっていま
す。頑張ってください!!!

ATpTVQ4W2IbhfN2CR1BjJYbLXkx2
0fxccPKKAPSU2MnQcKURbZBHNNB2
QnPsz71SqCS8wQ22UPmC