せっかく覚えた英単語を忘れてしまう
さて、英単語の覚え方に関して、よく「英単語帳を進めるにつれて、せっかく前に覚えた英単語を忘れてしまう。どうしたらよいでしょう」という質問を頂きます。
これには短期記憶と長期記憶という言葉が関係してきます。
短期記憶とは、脳の海馬という部分がコントロールしていますが、こちらの記憶保存期間は1~2週間と言われています。しかし、海馬が重要だと判断した情報は長期記憶へと移行され、なかなか忘れるということはなくなります。
では、どうしたら海馬が覚えた単語を「重要」と判断するかというと、効果的な方法の一つとしては「反復」が挙げられます。具体的に、例えば2・3日かけて200単語を5,6周します。5・6周というと、大変な時間がかかると思われるかもしれませんが、英単語を読む時に覚えようとする必要はありません。国語の文章を読むようにスラスラと読んで構わないのです。大体1単語5秒もかければ、6周目にはほとんど覚えているはずです。
そうして5・6周もすると、海馬はこれらの英単語群を重要と判断する傾向があるようです。少なくとも自分の場合は、子の覚え方で忘れることはありませんでした。
次に重要なのは、1,2週間後にもう1周ずつするということです。つまり、短期記憶の保存期間である1,2週間をめどにもう1周だけすることで、長期的な反復となりさらに忘れづらくなります。自分の場合、最初の200単語が終わり、次の200単語が終わった時点で、最初の200単語をもう一度覚えるようにしていました。
英単語を覚える時期について
英単語を覚える時期に関してですが、早慶レベルを目指すのであれば、英単語英文法は3年生の春頃には一通り覚えたなという状態にしましょう。
英語全体の勉強の進め方としては、英単語英文法が終わってから読解に進むのではなく、常に、英単語英文法暗記→読解→英単語英文法暗記という様に、繰り返して勉強するという認識を持ってください。読解を進めていくなかで何度も英単語や文法を確認したり、新しく覚えたりしていくという感じです。わかっているつもりでも、反復により記憶が定着するため、何度も確認した方がベターです。
個人的には、英単語帳だけでなく、実践の中で英単語や文法を覚えていく方法がオススメなので、英単語文法と読解がセットで練習できる形式の問題集を使うといいと思います。
読解は、最終的にはどれだけ数をこなすかがカギとなってくるので、「英単語文法を詰めてから…」と思うのではなく、早めにやり始めましょう!
おわりに
以上、英単語の覚え方とおすすめ英単語帳に関するコラムでした^^いかがでしたでしょうか。
英単語の覚え方にはコツがあるといっても、結局は努力が実る世界です。自分を甘やかすことなく、日々地道に数を積み重ねていきましょう。覚えている英単語数をある程度増やさないと、英語は前に進まないところもありますからね(^^;)それでは、勉強がんばってください!
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