- 夏頑張れば伸びるというが、条件は皆同じだから差をつけられないのでは?
- 回答者:早稲田大学創造理工学部2年生
いうまでもなく「夏は受験の天王山」という言葉があるくらいで、夏休みというものは勉強がいつもより多くできます。
そのため、「夏を頑張れば伸びる」「秋以降に模試の結果が変わる」だの言われる毎日ですが、ふと思ったことがあります。
難関大志望の人は当然夏は頑張りますが、みんながみんな頑張れば同じように力がついて結果的に難関大志望者達とは差がつけられず、偏差値もさほど変わらないのではないでしょうか?
そこで早慶にうかるひとと落ちる人の差は何なのでしょうか?また、そのことから夏は15時間など人より多く勉強すべきでしょうか?
こんにちは^ ^
「難関大学志望の人がみんな同じように頑張ったら偏差値は変わらないのではないか?」これについてまず、結論から言うと、”そんなことはないです。偏差値は上がります。”
この理由は2つあります。
1つ目の理由は、”浪人生が現役生とは違い爆発的に成績が伸びにくい”というものがあります。
浪人生は基本的に4月?8月くらいの模試ではかなり偏差値が高くなります。これは現役生だったころに一通りの内容を学んでしまっているので、模試前に模試で出る範囲を少し復習するだけで、ある程度点数が取れるからです。
一方、現役生は1から学ばなければいけないので、時間がなく、模試までに実践の演習まで終えることができないため模試ではいい点数が取れません。夏休みに基礎と実践の演習を固めることによって秋以降の模試で一気に点数が取れるようになります。
ここで1つ疑問が生まれます。「浪人生はもういい点数が取れてるんだし、現役生がいい点数になっても偏差値は大きく変わらないのではないか?」実はこれが違います。
現役生は新しいものをどんどん吸収していくのに対して、浪人生は今までの知識を忘れていきます。なので秋以降の模試では浪人生は点数が取れなくなることが多いです。
こういったことから秋以降の模試では、現役生の方が有利になると言われています。
2つ目の理由は、”難関大学志望の現役生でも、みんながみんな勉強を効率よく頑張ることができない”というものがあります。
注意するべきところは効率よくがんばるということです。難関大学を志望する人の多くは勉強に時間をかけるということはするでしょう。
でも効率よく勉強をするということをできるのは難関大学を志望する人でもそこまで多くはないです。
この効率よく頑張るということができると、秋以降の模試の点数も時間をかけているだけの人とは大きく違ってきます。
では効率よく頑張るとは具体的にどうやればいいかということを説明します。効率よく頑張るということの大きな要素に”適切に時間を使えている”、”適切な内容をやっている”というものがあります。
”適切に時間を使えている”というのは「空き時間を勉強に使えていますか?」「寝る前に暗記ものをやっていますか?」「勉強をしていても、だらけてる時間はないですか?」という大きな3つの質問に変えられます。
次に”適切な内容をやっている”というは「新しいものばかりではなく、復習もやっていますか?」「1つの科目ばかりやっていませんか?」という大きな2つの質問に変えられます。
これらは勉強を効率的にやるために、本などにあたりまえのように載っているものですが、実際に実行となるとなかなかできないが現状です。
これをきちんと行えることこそが効率よく頑張るということなのです。
この効率よく頑張るをできると秋以降では他の現役生に差をつけることができて、偏差値は上がります。
まとめになりますが、最後に「早慶に受かる人と落ちる人に差はなにか?」「夏休みに人より多く勉強するべきか?」にお答えします。
「早慶に受かる人と落ちる人に差はなにか?」に対する答えは先ほど述べたような、効率よく頑張るということができるかできないかだと思います。
この効率のよさはがむしゃらに時間をかけるということよりも圧倒的に大事です。
「夏休みに人より多く勉強するべきか?」に対する答えは、できるならした方がいいです。
時間をかけることによって自分の勉強の効率も上がっていくのも確かですし、かけられるならかけた方がいいです。
でも効率よくってところも忘れないようにしてくださいね。
頑張れば必ず最後に報われます!最後まで諦めずに頑張ってください!