こんにちは、慶應義塾大学商学部の3年生です。

数学には明確な「公式」と、解答を導くまでの「解き方」があるのに対し、現代文には分かりやすい公式のようなものがありません。現代文が苦手という人は、どう勉強したら成績が伸びるのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

現代文が出来る人と出来ない人では、文章を読んだ時に見えている世界が全く違います。現代文が出来る人というのは、文章を読み進むにつれてその風景や光景、説明文の構造などがイメージとして頭に浮かんできます。逆に現代文が苦手な人は、文章を読んだ時、文と文が頭の中でつながらず、ただの文字列としか認識されません。これは大きな違いです。

今回は、現代文の勉強法において非常に重要となる3つの秘訣を踏まえ、文章をイメージで理解するための方法を、お話したいと思います。

現代文の成績は、勉強法以前に幼少期の過ごし方で決まる

個人的な意見ですが、現代文というのは、中学入試(国語という名前ですが)も大学入試も問題のレベルは変わりません。大学入試では、現代文に登場する語彙や教養のレベルが上がるだけで、基本的な国語力というのは、実はそれだけ小さいころに形成されていいものなんです。例えば、中学入試でしっかり現代文(国語)を勉強した人間は、勉強を全くせずに大学入試の現代文がしっかり解けます。

それで、では幼少期の何が基本的な現代文読解力を左右するかというと、よくある指標だと読書量です。これはもう間違いないと思います。小さいころに、どれだけ本を読んだかということです。しかし、今になって「現代文が全く解けない!」と気づいた場合はどうしたらいいのでしょうか。

現代文の成績を左右する勉強法3つの秘訣

現代文の成績を左右する勉強法には、非常に重要な3つのステップがあると考えています。
習得が簡単な順に、「文章を理解する力」「文章から想像する力」「文章同士を組み合わせて論理的な図にする力」の3つです。