- 夏に行うべき「受験勉強の基礎」をすべて具体的に教えてください
- 回答者:早稲田大学社会科学部1年生
わたしは受験を意識するようになってから「大学は絶対に慶應!」と決めており、受験は慶應の2,3学部だけの予定なので、他の受験生がやっているようなこと(古文・漢文・数学の演習など)をやっていません。
そのため、明らかに他の受験生よりも集中して慶應対策が出来るはずなのですが、どうしても効率が良くなりません…。
英語・世界史・小論文対策をバランスよく、でも慶應ですと英語がとても大事になってくるため英語に一番力を入れたいのですが、そればかりやってしまうとほかの教科に影響が出てしまいそうで怖いです。復習もどのぐらいの量をどれぐらいの期間をあけて反復すればいいのかなど、あまり分からずいつも「何となくこんな感じ?」というような雰囲気でやってしまっています…。
偏差値は英語55、世界史53、現代文60
となかなか厳しい状況です。
この夏で基礎を固めて夏休み明けから成績を一気に伸ばしたいです。
そのためにはやはり効率よく進めていかなければならないと思うのですが、これから1ヶ月ちょっとの期間、どのようなことをするのが一番いいですか?(私の学校は既に夏休みに入っているため、いま時間はたくさん取れます。)
回答が難しいかもしれませんが、よろしければ回答お願いします(;_;)
自分は早稲田生ですが慶應も受けて合格しているのでお答えします(・∀・)
質問者さんはこの夏で基礎を固めたいんですよね?それは一番正しいです。なぜならこの時期にやるべきことは何よりも基礎だからです。
でも基礎と言っても具体的ではないので自分の基準ですが教えます。まず英語なら2000レベルの単語帳を1冊完璧に仕上げましょう。シス単とかターゲットとかですかね。とにかく今やってる単語帳を完璧にして下さい。ここで1つ注意なのですが単語帳の赤文字になっている重要単語だけを覚えるのではなく、他の小さく書いてあるところも全部覚えて下さい。早慶ではそういうところが結構狙われます。
もしそれが終わっているならば次に速読英単語上級編をして下さい。これは指定です。なぜなら速読英単語上級編はシェアNo.1だからなんです。つまり全国の早慶受験生はこれを使っている人が多いんです。これがなにを意味するかと言うともし本番で速読英単語上級編に出ている単語が出るとやっていた人は分かります。でもやっていなければ分からないですよね。
これは決定的な差になります。なので速読英単語上級編は必ずやるようにして下さい。
すいません、話が逸れました。速読英単語上級編はまだ2000語レベルが完璧出ないならやらなくて大丈夫です。9月以降でも全然間に合います。でも必ずやるようにして下さい。そこだけ心に留めて置いてください。
文法に関してですが文法をこの夏に完璧にしてください。特に慶應は学部にもよりますが文法はかなり難しいです。なので自分のオススメなのですが桐原書店からでてる「英語文法、語法1000」というのをやると良いと思います。なぜならこれが一番基礎から応用まで広く収録しているからです。これが完璧になれば慶應の文法でもある程度は解けます。これをやっても出来ない問題はもう誰にも解けないので捨てて構わないです笑。
長文に関しては余裕があればやってください。無理にやる必要はありません。でももしやるならこれからいう3つのことをして下さい。
1長文に出てきた単語、熟語を抑える。
2必ず音読をする。音読をする際にはただ流して読むのではなく、頭で内容を理解しながら、出てきた単語の意味にも注意しながら読んでください。音読を続ければ必ず速読力がつきます。なので継続的にするようにして下さい。
3文章の意味を理解する。これ意外と重要なのですがやるようにして下さい。なぜなら受験の際の英語の文章というのは流行りがあるからなんです。今の時代だったら安楽死の問題とか価値観の多様化などです。入試では英語力だけでなくそういう背景知識、というより社会問題に関する関心などを求めていることがあります。これは早慶に強い傾向です。なので出てきた文章の意味はしっかり理解して次に同じような問題がでたら「あれかな?」と思えるようにしてください。結構役に立ちます。
次に世界史ですが今の偏差値を見るとやはりまだ基礎が抜けていると思います。なのでしっかり授業でやったことを復習して教科書を読み込ん出ください。教科書が読みずらかったらナビゲーターでも構いません。でも夏までやったことは完璧にするようにして下さい。
世界史、日本史は覚えるのに時間がかかるので今からこまめにやっておかないと後々焦ることになります。なので今のうちからコツコツやるようにして下さい。具体的には学校から配られている資料集とかをしっかり読み込むことも重要です。正直教科書、資料集が完璧なら塾に行かなくても地歴はどうにかなります。
ただし、慶應の場合は論述がありますよね。それはまだしなくても大丈夫です。今基礎を詰め込んで夏以降やって先生に見てもらう感じで充分です。
小論に関してはあまり急ぐ必要はありません。慶應の場合はまず英語、地歴である一定の点数を採点もしてもらいんです。だからまずこの2つをやって8月入ったくらいから少しずつ始める感じで構いません。あと小論文はやったら必ず先生に見てもらい、何かしらのアドバイスが貰えると思うのでそこを修正して書き直してまた提出して下さい。これが小論文な一番必要なことです。
教科の比重に関しては英語が多くなるのはしょうがないので構いません。世界史と大体7対3くらいでやるといいかもしれません。
復習についてはこれも完璧になるまでやってください。長文の復習の仕方はまた上を見てください。
期間に関してはしばらく空けてからもう一度やってみてください。きっとまたどこか抜けていると思うので今度はそこを埋めるようにして下さい。それで充分です。
なんだか長文になってすいません。でも上に書いてあることがすべてです。今の質問者さんの様子だと成績に関しては必ず上がると思うので焦らずじっくりやってください。健闘を祈ってます!