世界史の流れを理解するということ

けろ投稿 2021/5/16 21:20

undefined 文系 鹿児島県

早稲田大学教育学部志望

ナビゲーターの別冊を使って空欄部の暗記を中心に勉強を進めてます。8割程度用語の暗記が出来ているゾーン状態です。ところで、『世界史は用語暗記よりも、流れ、理解が大事。』『教科書、ナビゲーター本誌などを読み込むことが大事』と言われてます。自分はナビゲーター本誌は5回くらい読み返しナビてますが、なかなか頭に入ってきません。実際模試とかも用語はわかるのに解けません。早稲田に合格された皆さんは、その点をどういう風にされていたのでしょうか?

回答

Rs投稿 2021/5/17 18:03

早稲田大学法学部

早稲田は日本史受験で本番9割越えで

世界史も勉強していたため共通テストでは日本史世界史合わせて95%程度をとりました!

歴史の流れを理解するということそれは

自分で歴史を語れるか?ということです!

フランス革命の例をここで取り上げると、

三十年戦争のためにフランスの国家財政が行き詰まった結果 

国王ルイ16世は特権身分に対して課税を試みたが特権身分階級がこれに反発したため、三部会が収集された。

その三部会で特権身分と第三身分が対立し第三身分の議員が国民議会を宣言したため

国王と保守的な貴族はこれを弾圧しようと試みたが パンの値上がりに苦しんでいた民衆たちがこれに反発をして圧政の象徴であるバスティーユ牢獄を攻撃。

これを皮切りに全国で農民発起が起こり貴族領主といった特権身分の階級が襲われた。

っと長くなってしまうのでここで止めますが

三十年戦争→フランス国家財政の行き詰まり→国王による特権身分への課税の試み→特権身分階級の反発→三部会の招集→特権身分階級と第三身分階級の対立→第三身分階級による国民議会の宣言→国王特権貴族による国民議会の弾圧→苦しむ民衆の反発によるバスティーユ牢獄襲撃→農民による全国的な貴族領主への襲撃→続く

の論理すなわち歴史の流れが見えたでしょうか?

歴史というのはこれを理解して初めて点数になります。

用語だけ覚えていてもこの流れが分からなければ答えることはできません!

この流れを自分の中で編みつつも問題集などで確認することによってさらなる力になります!

また早稲田慶應レベルを目指すなら

この流れをベースに細かい関連事項を繋げていきましょう!

先程の例で言うと

国王によって貴族・高位聖職者・高官から選ばれたメンバーで構成される「名士会」という国王の諮問機関が三十年戦争が原因で起きたフランスの財政難を救うための特権身分階級への課税に関する審議のために開催されたが、課税を拒否して三部会の開催を強く要求したため三部会が開かれて以後の出来事につながる

という様に細かい知識を流れに組み込んで覚えることができます。

これを単体で名士会を覚えたときに何の事を言っているのかわかりません。

よって流れを掴むということは

論理関係を説明できるか?ということです。

これを意識して学習を進めればどんどん世界史の力が付きます!

頑張ってください

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