現代文の勉強法

らんま投稿 2020/8/4 21:38

高3 文系 兵庫県

甲南大学志望

現代文がとても苦手で安定して点数が取れません。
模試や過去問を1日必ず1題は解くようにしているのですがそれでも5.6割しか取れません。
参考書ではアクセス発展などやっており解説などを自分では理解しているつもりですが点数が伸びません。
なのでたまに現代文は運ゲーだと感じてしまいます。
何か良い勉強がありましたら教えて欲しいです。

回答

Takusui 投稿 2020/8/5 23:17

早稲田大学スポーツ科学部

こんばんは。現役時代は現代文に波がありましたが(質問者さん同様ある意味運ゲーだと思っていた笑)、浪人時にしっかりと勉強してスタイルを確定させ、今年は現代文満点で合格しました。
予備校に通っていたし、初めから早稲田1本に絞っていた(併願でMARCH等は考えていませんでした)ので全く同じことはできないかもしれませんが、私がやっていた現代文の勉強を紹介します🙂

大前提として現代文は勉強したからと言って直ぐに効果が出る科目ではないので、そこは我慢強い勉強が必要、ということは忘れないでください。

☆読解
そもそもきちんと本文を読めないことには問題を解けません。何を以て「読める」かについてですが、私は「本文の論理構造を理解する」ことだと思います。
じゃあどうやったら論理構造が分かるようになるの?ってことですが、問題演習と解説の熟読の繰り返しが1番です。あとそれの復習。
↓以下勉強方法について

予備校のテキスト(早稲田の過去問、国立式の記述、その他私立過去問)と早稲田とセンターの過去問のみです。参考書は買ったものの、手を出しませんでした。4月は完全に予備校のテキストだけでした。
とはいっても予備校に通うのは中々制限があると思うので、予備校の代わりになりそうなものを5つ紹介します!(問題集については書店で目を通した上でのオススメです)

①青本
駿台で授業をしている講師が執筆しています。赤本より圧倒的に解説が充実してます。私は1回青本を使ってから赤本使えなくなりました。青本無い学部だけ泣く泣く赤本使いましたが、本当に全然違います。昔のものはメルカリやヤフオク等で買えるので、是非🙌🏻
※質問者さんの志望校がプロフィールと一緒だとしたらあまり参考にならないかもしれません。その場合はスルーしてください。が、解説はとにかくオススメです。

②入試現代文へのアクセス(河合)
③現代文読解力の開発講座(駿台)
④最強の現代文(学研)
→どれも解説が充実しています。ただ解答に対する解説だけではなく、本文の論理構造も説明しているのでどれか1冊は極めるべきです。

⑤角川の黄色い表紙の過去問
2年くらい前から発売されました。フルカラーで見やすく、こちらも有名予備校(駿台、河合、スタサプなど)の講師が執筆しているので分かりやすく、かなり詳しく解説されています。青本より詳しいのもあるかも…というくらいです。
※これも質問者さんの志望校があるか分からないので何とも言えませんが、GMARCH辺りのものは出ているので解き方と読み方を知る、という意味では1冊あってもいいかもしれません。

私が予備校の授業を受けるに当たって意識していたのが、講師(プロ)の読み方と自分の読み方の差異を埋める、ということです。ここで講師(プロ)の代わりになるもの(100%代わりにはなりませんが…)が問題集の解説です。だから解説きちんとしている問題集、参考書が必要ってことです。
今よほど現代文が得意ならいいですが、まだ安定していないのに解説がしっかりしていないものをやって何となく正解、何となく不正解…みたいなのを繰り返しても意味はありません。

なので①~⑤をやるにあたって気をつけてほしいのは、とにかく、「自分の読み方、解き方を解説と同じ方法に近づける」ってことです。
じゃあ具体的にどうすればいいの?ってことについてですが、読みながら論理構造に注目して線を引くことと、解答する時に答えの根拠を必ずメモしておくことが大切です。

A 線の引き方(「読み」の差異を埋めるため)
引きすぎるのもよくないので対比(↔)と並列(=)の2つを整理します。並列は筆者側、対比は筆者と反対側の意見です。片方を傍線、片方を波線、のように引くと入試本番でも使えるし分かりやすいです。ただし本文中の対比並列は必ずしもワンセットじゃなくて、何個も出てくる事があるのでそこは注意してください。何個も対比並列はが出てくると何を言っているのか分からなくなりがちなのできちんと整理しましょう。
あと具体例を()でくくるとかです。正直具体例は問題で問われない限りは読み飛ばしても平気なことが多いです。が、法学部みたいな抽象的な文章だと具体例が本文理解に役立つので軽く読むくらいはした方がいいです。

B答えの根拠(「解き方」の差異を埋めるため)
記述式は解答の要素を、選択式は正解の選択式、間違いの選択肢が何故そうなのかをメモします。例えば間違いなら「本文にない」とか「聞かれていることの反対側を答えている」とかです。正解の方は「本文のこの辺に書いてある」みたいな感じでやってました。

A、B をやった上で答え合わせをします。この時間違っているものがあったらまだ解説を見ず、再び自力で解き直します。
全部正解になって初めて解説の熟読に入り、自分が書いたメモと見比べて、そのメモと解説がズレていたならなぜズレたのかを考えることを忘れないようにしてください。読みは難しいこともありますが、特に解き方の部分はそのズレをなくせないことには正解に選択肢にたどり着けるようになりません

読解についてはこんな感じです。

☆知識
漢字やキーワード集を1冊仕上げます。特にこれ、というものはありませんが、河合、駿台、Z会、桐原、いいずな辺りだったはハズレはありません。特にキーワード集に関しては分かっているかどうかで本文を読むときに大きな違いが出るのでやってください。特に早稲田の抽象的な文だと言葉の意味が分かっていたり背景の部分が分かっているとかなり楽になります。これだけに時間かけるのはお勧めしませんが、やるべく早いうち(遅くとも夏休みまで)に1冊終わらせるのがいいです。

長くなりましたが、以上です。
前述の通り、私は問題集に関しては予備校のテキストと過去問のみしか手をつけていませんが、参考になれば幸いです🙂何かあったら遠慮なく聞いてくださいね!頑張ってください💪🏻

B22E657FB4424392B89AC8655E8E2E19
59BE57962C874C45BF84FC81BAACB8D4
i0v8vnMBTqPwDZPuHwv5