文法の勉強が終わった後に行うこと

ぶたまる投稿 2019/5/26 17:42

高3 文系 神奈川県

早稲田大学文学部志望

早稲田大学文学構想部志望の高3です
いま英文法(vintage)の総仕上げに入っています。
6月からは英文法ファイナル問題集標準編と並行して英文解釈・構文の勉強に取り組みたいと思っています!
そこでいくつか質問があります…

1.英文解釈・構文どっちをやればいいのでしょうか?

2.オススメの参考書を教えてください!

3.そもそも英文解釈・構文にをもう始めてしまっていいでしょうか、

ご回答よろしくお願いします!!

回答

#かーきん投稿 2019/5/29 04:32

早稲田大学商学部

とりあえず英語であれば、まず単語があって、それを並び替える際のルールである文法(文を作るための法律と考える)があって、文をいくつか集めてパラグラフになったら文と文の関係性について考える英文解釈があって、さらにパラグラフをいっぱい集めて長文ができて文章問題になって・・・。
「単語・文法→文・英文解釈→パラグラフ→文章」といった構造をまず理解することが重要です。
この構成を無視して長文から勉強を始めてもピラミッド構造でできた英語が身につくはずがありません。

そして英語の構造を理解したところで、今度は相手との距離を測ります。
早稲田レベルというと少し大雑把すぎるので、早稲田の中でも普通のレベルである商や教育の問題を目指すこととします。この二つの学部は共通して500語の長くない文量で、かつ設問も癖がなくマーチと同じレベルです。ですが全5問あり、内容一致で問われる情報の緻密さから、正確で、かつ一定のスピードで読めるようなトレーニングが不可欠です。

まずはこの時期に地盤固めとして基本レベルの単語と文法学習の徹底化を図ってください。
正直な話、単語と文法はどの参考書を使っても大差ありません。(単語集や文法問題集は基本的に有名大学の過去問をコンピュータで解析し、頻度の多いものから並べているのがほとんどなので、コアの部分は一緒です。強いて言えば、脱落する可能性が大いにある鉄壁は、あのボリュームでも基本的な単語しかまとめていないため、コア単語はほぼ網羅しています)
ただ、どの参考書を使うにしても、必ず〝一冊を完璧に〟。一冊を完璧にすることで自信になります。私自身の経験で言えば、鉄壁を50周やっていたので英単語に対する不安はほとんどありませんでした。文法問題集も間違えた問題がなくなるまで徹底的に学習することで本番での不安は特にありませんでした。

ここで文法と単語が終わってしまってはいけません。
次のレベルとして、単語であれば速単の上級編が欠かせません。早慶の標準はこのレベルなのでぜひ完璧にして欲しいです。
また文法であれば、マーチの受けない学部の文法問題を2周以上やっておくことで、マーチ、早慶のバラエティー豊かな新作問題にも柔軟に対応できます。

そして英文解釈問題です。6月入ったらそろそろやっていきます。これも人によって大差がありますが、圧倒的な支持率を受けているポレポレは薄いためとてもスムーズに学習ができます。何はともあれ、英文解釈は経験値がモノを言うので、多くのパターンを経験してください。

最後は長文問題です。500〜700語の解説がしっかりした参考書を終えた後は、実際に過去問を使用したシュミレーションをしていきます。

過去問は絶対青本です。
赤本だと、解説薄いし、しかも出版時期が早すぎてたまに誤答があります。
青本は会議を何回も重ねて作っているので、その点説明は丁寧だし、編集は現役で教えている予備校講師なので解説が授業レベルで作られています。
現役の時赤本使っていましたが、とても後悔しました。というか、青本の解説の文字の小ささを見ればその情報量は一目瞭然です。

で、使い方なのですが。
使い方はめちゃくちゃ重要です。はい。

青本を使ってたので青本を持っている前提でお話しします。

英語からです。
まず、8月後期くらいに3年前のものだけを解きます。
その時に、
①各大問ごとの所要時間。
②各大問ごとの正答率。
③各大問の形式(例、1 正誤問題、2 500語の文章題など)
④全体での所要時間
を記録しておいてください。
ちなみに規定時間を過ぎても構いません。あとで絞るところを考えるので。

そして、まず正答率をみて、自分の弱点と強みを見ます。
それから一番正答率の低い大問を研究します。
その時には、「問題の解き方」「知識量」「モチベや疲れ」の3つに原因分析をします。

例えば問題の解き方であれば僕の場合は上智大学の英語が鬼門でした。上智の英語は長文、語句問題、文法問題がごちゃごちゃで全10問あります。そこで、まず疲れのない序盤で長文問題だけを全部解いて、疲れの出てくる後半は形式で解く文法問題を解くことでなるべく正答率を低くしないよう努力しました。

知識量として挙げられるのは、主に単語ですが、9月の時点で単語を問題にしてるのではマズイので今から必ずやっておいてください。
ただ、熟語であれば、9月からがシーズンなので、そこは割り切っても構いません。

そして時間配分を考えます。
文法問題は短め、長文になるべく時間を割けるように考えます。例えばですが早稲田の社学は問1問2で文法問題、3〜5で700語の問題で90分だったので、文章問題に25分×3問=75分必要だったので、15分で2問溶けるようにトレーニングしました。ちなみに文法問題は一問の配点が少ないので、ミスを多少しても大丈夫ですが、読解問題は読めば解けるものなのでしっかり解くだけの時間が欲しいです。

とりあえず一通り分析し終わったら、といた年度の過去問のまっさらなものを用意して、先ほどの時間配分で解けるよう、規定時間をしっかり取ってシュミレーションしてみます。
その時に、さっき考えた時間をそのまま当てはめることで解くスピードが体感でき、その後の過去問を解く際にも参考になるので重要です。

さらにここでもう一点。
本番焦るのは想定外のことが起こるというだけでなく、本番を想定した練習をしてないからです。
なので、同じ形式なら同じ時間で解けるようトレーニングすることで不安を軽減できます。

そして、多くの受験生がやりがちなのですが、本番前に知識の量が不安になって英語なら単語帳、日本史なら一問一答、国語なら古文単語帳を開きがちです。

ですが、その一語を覚えたからといって直接的に得点には結びつくはずもないのでとても非効率です。英語だとこれが最も顕著です。早慶なら6000語の種類がある単語の中から一語たとえ直前で覚えたものが出たところで、答えるのは内容だから意味ないです。

そうして焦りに焦っていつものように読めず、時間が足りなかったーとかいう事態になるのです。

それよりも、本番前は今まで問いた過去問を見ながら、時間配分をシュミレーションして、文章を読むスピードを一定にできるよう努めた方が健全です。今自分が取れる最大得点を逃さぬよう、本番を想定した練習をすべきです。

大抵の受験生が受かる実力があっても力が発揮できないのはこういう論理です。

長くなりましたが、とりあえず3年前の1年分はこうやって使います。

そしてある程度シュミレートできたら2年前のものを解きます。さっきのやつとは期間あけてやってください。
そして、先程の全く同じ工程で記録をし、成長率を見ます。だいたいこれが10月ごろにできるといいです。
そして弱点を克服し。。。

そんで前年度のヤツを解きます。ちなみに最後までとっておくとかいうヤツもいますが、最後までとっておいたところで弱点わからないし、今年でないし、もったいないです。なるべく早めにやることで弱点がわかり、本番の得点の最大化につながります。

で、一通り終わりです。
ここで疑問が残ると思います。
「四年前のものとかそれ以前のはー?」と。

基本的に四年前以前のものは全部通しで解かない方がいいです。傾向や難度も大きく変わってますし。ただ、もしかしたら去年のものと同じ形式の大問はあると思うのでそれは個別に時間を測ってやります。

例えば早稲田商だとだいたい同じなので、四年前の過去問の大問3を15〜18分で解けるか試してみます。

弱点である大問の補強に使ってください!

大体私が使ってたのは
・ターゲット1900を完璧に(夏半ばまでに)
・速単上級編を完璧に(夏半ばから10月いっぱい)
・英熟語1冊完璧に(10月〜1月)
・英文法問題集1冊を完璧にする(4月から夏中まで)
・MARCHの過去問(受験しない学部)の文法問題をひたすら片っ端から二周解く。(9〜11月)
・語句整序問題集1冊を完璧にする(夏の間中)
・英文の構造を掴む(ポレポレなど)(文法をある程度終えた段階から夏前半まで)
・やっておきたい英語長文500 (河合塾SERIES)、もしくは予備校の読解講座(ポレポレ理解出来始めたあたりから夏おわりまで)
・MARCHで受験する学部の過去問(9〜11月)
・早慶の並のレベルの過去問(青本で!)(10月後半〜12月)
・早慶の上位学部の過去問(11月後半〜1月)

です!
参考になれば幸いです。

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