勉強のやる気を高める方法?―自分の「やりたい!」気持ちを高める―

「自分と同じ「勉強」をしているのに、何故か隣のあの子は楽しそうに勉強している。」学校や予備校で、こんな風に思ったことはありませんか。実は、表面上は同じ「勉強」でも、人によってその捉え方は全く異なるのです。

単なる「作業」としての勉強

歴史を覚える、数学の問題を解く、英作文を読む、―こうした勉強はいわゆる「作業」としての勉強です。もちろん「数学の問題を解くこと自体が楽しい!」「英語が大好き!」という人もいると思いますが、多くの高校生にとって、勉強という「作業」はつまらないものであると思います。(意識と無意識―下がりづらいモチベーションの作り方とその保ち方―でご紹介した通り、受験生になると自分で自分を洗脳し、息を吸って吐くように無意識下で勉強を続ける人も多いですが、この境地に達するのは難しいですし、個人的にはあまり楽しくない気がします)

目的を達成する「手段」としての勉強

早稲田大学商学部に合格するため、慶應義塾大学法学部政治学科に合格するために、いま私は歴史を覚え、数学の問題を解き、英作文を読んでいる―こうした「目的」を常に意識した勉強はただの作業ではなく、目的を達成するための「手段」としての勉強です。受験生になると「志望校に合格するという勉強の目的が明確」になってくるため、本来はつまらない作業であるはずの勉強が目的を達成するための手段となり、自らのやる気を高めることができるのです。

自他にとって大切な「意義」を見出した勉強

「戦争ジャーナリストになるために、国際関係や民族問題の勉強をしたい。そのために、早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科に入学したい。そして卒業後は、戦争ジャーナリストとして声が届かない弱者の人々を代弁したい。」
参考:指定校推薦・AO(FIT)入試対策!志望理由書で抑えるべき3つのポイント

―彼女のように合格後のありたい姿を具体的にイメージし、大学での学びを通じて他人に対してどんな影響を与えたいか、という勉強の「意義」と呼べるところまで見出すことができたとき、あなたのやる気(モチベーション)は爆発的に高まるでしょう。

勉強のやる気を高める方法?―自分で「やれそう!」を見える化する―

昨日より今日、今日より明日の自分は成長している!という実感を得ることも、高いモチベーションを持ち続ける上では欠かせません。

自分なりの小目標を持つ

全ての受験生が「志望校合格」という大目標を持っていると思います。しかし中には、現状のレベルと志望校のレベルの差が大きすぎて「自分は駄目かもしれない」と不安を感じる人もいると思います。負けん気の強い方であれば「だからこそ頑張るしかない!」とやる気が上がるかもしれませんが、多くの方にとって、こうした負の感情はやる気を低下させてしまいます。自身への不安や不信感を払拭するには、大目標に到達する前に、何度も小目標を達成することが大切になってきます。すなわち「やれそう!」という目標を持つということです。例えば「1週間後までにこの問題集を終わらせるぞ!」というような小目標を持って着実に達成していくことで、「これならやれそうだ!」という気持ちを持ち、やる気(モチベーション)を高め続けることができます。

達成感と成長実感

このように、受験に対する不安を払拭するためには「やったぞ!」という達成感を得ることで「自分は確実に成長しているんだ!」という実感を日々感じることが大切です。何故ならこの達成感と成長実感は緊密な関係にあるからです。
達成感が成長実感につながり、自身のやる気を高めることを、オリラジあっちゃんこと中田敦彦氏はアメトーーク!の「勉強しまくった芸人」に出演した際に語っています。

最高の問題集はいらない。なぜならどの出版社の問題集を見ても重要な問題が全て揃った問題集はないから。1つの出版社が全てを網羅したものは出せない。分厚い問題集はやる気をなくす事もあるので、それなら薄い問題集をたくさんやるほうが効率的。薄い問題集ならほとんどの人がやりきれる。また、やりきったときは爽快感を得ることができる。その際に何度も観る問題こそがテストに出る問題としてわかる。薄い問題集は終わった捨てる。
引用:【勉強大好き芸人】アメトーークの勉強大好き芸人から学ぶためになる勉強法
http://matome.naver.jp/odai/2134906775064371901

やりきった!という達成感によって成長を実感し、かつ捨てた時の爽快感によってやる気(モチベーション)を高めることができる、ということですね。

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