勉強のやる気を高める方法?―自分は「やらなきゃ!」と思わせる―

受験勉強に取り組む際に最も気分が乗らないときは、やらされている感が強いときだと思います。

他人からの「やらなきゃ」

「早稲田に行くなら政治経済学部くらい入ってもらわないと困るからね。」「理系に進めば将来安泰だから、理工系の学部を受験しなさい。」
こうした両親の言葉に従い、目の前の勉強に取り組む高校生も大勢いると思いますが、やる気は出にくいですよね。当たり前のようですが、こうした他人からの要望では、自分自身のやる気を引き出すことは難しいです。もちろん「他人から期待されること」はやる気(モチベーション)を維持する上で大切な要因ですが、自分の意思とは反した他人からの「あなたは?でなければならない」という押しつけでは、自身のやる気を高めることはできません。なぜなら自分は与えられた目標を心から望んでいないため、それを達成しなかったらどうしよう…という危機感があまりないからです。自分のことのはずなのに、どこかで他人ごとになってしまいます。

自分で思う「やらなきゃ」

これを防ぐためには、まず自分が心から望む目標を持ち、その上で「良い意味での「危機感」」を持つことが大切になってきます。すなわち「目標を達成しなかったらどうしよう…」という危機感を自らに抱かせるということです。具体的に言えば、例えば周囲の人に自らの志望校を宣言することは良い意味での危機感を生む最適な方法でしょう。心から進学を望む学校であれば「宣言したにも関わらず達成できなかったら恥ずかしい」という気持ちを抱くことになると思いますので、良い意味での危機感を抱き、これによってやる気を引き出すことができます。

勉強する前から結果は半分決まっている

受験という大きな壁を乗り越えるためには、小手先の勉強方法だけではなく上記のようにやる気(モチベーション)のメカニズムを理解し、自身の「勉強に対する姿勢」と向き合い、それを効率良く高める方法を習得することが非常に大切です。これが勉強の結果を左右すると言っても過言ではありません。そして自身の「勉強に対する姿勢」と真剣に向き合った人は、大学受験突破はもちろん、大学入学後も充実したキャンパスライフを送ることができるでしょう。
今回は勉強のやる気・モチベーションを高める3つの方法をご紹介しましたが、早慶学生ドットコムでは「もう勉強中に眠くならない?『睡眠の質』を管理する3つの法則」「勉強のやる気と効率を上げる方法?デッドライン効果?」など、早慶合格レベルの高校生なら実践している秘密を紹介していますので、ぜひご覧になって、自身の勉強に活かしてみてください。