こんにちは。
慶應義塾大学商学部の3年生です!

先日、早慶を目指す受験生からこのような質問をいただきました。

「私は志望校を目指す明確な目的や目標がないため、モチベーションをなかなか作り出せず、2か月くらいに一度、急激にやる気がなくなってしまう時期が来ます。そうなると、自己嫌悪に陥り、受験勉強も嫌になって、負のスパイラルにハマってしまいます。どうしたらいいでしょうか?」

「実際に早慶に行くと何ができるのか」ということは高校生からは見えづらいです。そのため、「早慶に行って私はこれをやりたい!」という思いが生まれづらいので、モチベーションを生み出すことに苦労している受験生が多くいます。

受験勉強に対するモチベーションを高めるには、本当は現役早慶生に直接会ってみて、自分がどの学部でどんなことをしたいのか、どんなことができるのかを知って、燃えるような熱意を生み出すことが最善の方法です。ですが、時間や土地の制約上、それがなかなか難しい人が多いのも事実です。

そこで今回は、受験の明確な目標がなくてもブレづらく下がりづらいモチベーションの作り方について、お話したいと思います。

受験合格への道―意識と無意識を知る―

モチベーションを維持できない人には、自己嫌悪や受験に対する不安など、様々な悩みや問題が付随します。ですが、たいていの場合、根底となるモチベーションがしっかりと形成され、それが保たれていれば多くの問題は一気に解決してしまいます。

人間の心は、意識と無意識の2種類で構成されています。モチベーションがブレてしまう人の多くは、「意識」でモチベーションをコントロールしようとしてる状態にあります。