英作文トレーニング?ー論旨展開ー

論旨展開というのは、簡単に言うと「どのように話を進めていくか」ということです。

例えば、?問題に対する立場を明確にした後、?自分とは反対の立場に対して一定の説得力があることを認め、?しかしながら自分の立場の方が説得力があることを示し、?最後に結論をまとめる、というような流れです。

具体的に言えば、「私は?だと思う。確かに?かもしれないが、しかしながら?である。そのため、私は?であると考える。」というような論理構成の設計図を、英作文を書き始める前に、一分程度使って作る必要があります。

英作文トレーニング?ー中学校レベルの単語、英文法ー

問われているのはあくまでも、早く、ミスなくそしてわかりやすく論理を述べる能力です。そのためには、わざわざ難しい文法やイディオム、英単語などを並びたてる必要はありません。ほとんどの場合、「中三レベルの英文法と英単語」を用いて分かりやすい読みやすい英作文を書くのが、得点に向けての最短ルートとなります。

また、英作文を書くに当たって重要なのは、「できるだけ同じ単語を使わない」ということです。

例えば、確認するという言葉を何度も使わないといけない場合、「make sure of」や「comfirm」など、多様な言い回しを使うことが求められます。そのため、日ごろから単語や、イディオムを頭に詰めておく必要があります。これは「?. 早く書くトレーニング」でも述べますが、問題の数をこなしていくうちに、よく使う単語や言い回しというのが何パターンかしかないことに気づきます。

よく使う単語や言い回しというのは、例えば「確認する」などのような動詞もそうですし、「Certainly‥‥. However‥‥.」=「確かに?かもしれない。しかし‥だ」や、「not A but B」=「AではなくてBである」というようなものもよく使われますね。

このような知識を問題演習を通じて蓄積していけば、自分の論を非常に展開しやすくなります。ですから、よくある言い回しや単語を学ぶことは自由英作文攻略のためには必須の作業です。

この作業にオススメの参考書は、「解体英語構文」です。豊富な言い回しが乗っている上、問題演習にも手軽に使えるのでぜひ使ってみてください。

英作文トレーニング?ー例文暗記ー

いくら単語を暗記しても文章を作ることができなければ、英作文を攻略できません。そこで効率の良い対策が「文の型を暗記」してしまうことです。文の型が頭の中に入っていると、あとは書きたい内容に合わせて単語を入れ替えていけばいいだけになります。

この作業にオススメの参考書は『新・基本例文700選』、『英作文基本300選』です。どちらも英作文を書くのに、オーソドックスな「文の型」を紹介してくれています。

また、時間のある高1、2年生の方は単語帳の『DUO3.0』を使用してしまうのも手です。例文を暗記しながら単語を覚える形式になっているので、単語力と英作力を同時につけることができます。

※DUO3.0の詳しい解説と、他のオススメ英単語帳との比較はこちら→難関校受験を突破する英単語帳5選!ー早慶W合格者が長所短所を徹底比較ー

英作文トレーニング?ー早く書く訓練ー

これは、実践の中でのみ培われる能力です。何問も解いているうちに、ある程度決められた論理展開のパターンがあることや、よく使用する文法パターンなどが身についてきて、自然と早く書けるようになります。

つまり、ひたすら問題演習をしましょう!ということです(笑)
自分の場合、過去問だけでは足らず、勝手に自分でテーマを決め、時間を設定して書くという演習を行っていました。10分―15分程度なので、空き時間にもできますし、ちょっとした気分転換にもなる方法なので、是非試してみてください(^^)

また、問題演習の参考書としては「大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編」 がオススメです。この問題集を繰り返し、何度もやることで、上記???のプロセスをしっかり身に着けることが出来ます。

まとめ:英作文は楽しむもの

いかがだったでしょうか。
どの勉強法にも言えることですが、勉強は楽しむことが重要です。特に自由英作文のような問題は、自分の言いたいことを余すことなく喚き散らすことが出来る楽しいツールです(笑)スキのない論理に採点者が思わず納得してしまう姿を想像しながら、ぜひ試行錯誤してみてください。
では、受験勉強頑張ってください^^