0から始める一般入試現代文対策法

(^^)投稿 2020/11/2 03:58

高3 文系 群馬県

神田外語大学外国語学部志望

公募推薦落ちて、一般入試になりました。
英語は以前から取り組んでまいましたが、
現代文(論評のみ)は全く手をつけていません。
残り約3ヶ月、どのように取り組めば良いか具体的に
教えて下さい。
参考書や、1日に何をどうやればいいか
また、論評読んだ後はどう復習すればいいか等

回答

ネギタコ焼き投稿 2020/11/3 20:25

慶應義塾大学文学部

こんばんは!日々の勉強おつかれさまです。
慶應義塾大学文学部のネギタコ焼きと申します。
よろしくお願いします。

今回は、①現代文の学習順序 ②具体的な対策法について書いていきたいと思います。

ぼくは、現代文はもともと苦手でした。しかし、受験する年の12月に早稲田を受験することを決断してから、短期集中で対策し、約2ヶ月で早稲田合格レベルまでもっていくことに成功しました。この経験も踏まえながら、アドバイスさせていただきます。

①現代文の学習順序
まず、現代文の学習順序を示すことで、学習の全体像を確認します。
・現代文の学習順序は、読み方の習得→語彙・評論のテーマの学習→演習と至ってシンプルです。
・まず最初にやらなければならないのは、読み方の習得です。どのように本文を読んでいけばよいかを学びます。
・次に、現代文単語帳を使い、よく出る評論文のテーマの背景知識と関連する語彙を習得します。これをやることで、馴染みのない文章や内容が抽象的な文章も読みやすくなります。
・読み方と語彙が習得できたら、あとは演習すればよいだけです。

②具体的な対策
ここからは、①の内容を踏まえ、参考書を紹介しながら具体的な対策を示していきます。
◎読み方の習得
・なんといっても、ここが肝です。読み方がわからなければ、問題を論理的に解くことはできません。
・ぼくは、これがわからず全く成績が伸びませんでしたが、本文の論理的な読み方がわかってからは信じられないほど、問題が解けるようになりました。
・そこでおすすめしたいのが、桐原書店から出ている現代文の解法の新技術です。
・あまり知られていませんが、本文を接続詞などに注目して論理的に読み解いていくやり方が丁寧に解説されている良書です。
・ぼくは、数学のように論理的にプロセスを踏まないと納得できない向きだったので、ここで紹介されている読み方は納得できるものばかりでした。
・あまり知られていないので、書店にない場合は代替えとしてシステム現代文バイブル編を買って学習すると良いかと思います。
◎語彙・評論文のテーマの背景の習得
・これには、桐原書店の読解を深める現代文単語という参考書がおすすめです。
・この参考書は、評論文の頻出テーマ(例えば、近代や人間、言語とコミュニケーションなど)についての簡単な解説と背景知識、そのテーマに関連する語彙が整理されて載っています。
・これをやることで、普段馴染みのないテーマの文章や内容が抽象的な文章が出題されても対応しやすくなります。
・また、聞いたことあるけど意味はしっかりわかっていない語(例えば、パラダイム、イデオロギー、アナロジーなど)も学習できるため、より文章の理解度も高められます。

◎演習
・読み方と語彙・頻出テーマの知識が身につけられれば、あとは演習するのみです。
・ぼくが一冊目の問題集として取り組んだのが、河合塾のマーク問題集です。
・センター試験レベルの問題が丁寧な解説とともに載っているものです。一冊が薄いので、時間がなかった自分には最適でした。
・これは、解答を導き出すまでのプロセスを意識して2周しました。
・演習は以下のようにやっていました。
①普通に問題を解く
②答え合わせ
③間違えた問題や解答根拠が曖昧だった問題の解説を「どこに着目し、どこを根拠にして解答を導き出したか」という視点で熟読する。
④解説を熟読した問題を口頭で解説する。解説を再現するイメージでやるとよい。
→一度インプットした情報を再言語化(自分の言葉で説明)することで、理解度が上がる。
⑤1〜2週間後、間違えた問題と解答根拠が曖昧だった問題を自分の言葉で解説する。
・演習の際に大切なのは、解答を導き出すまでプロセスです。必ずどの問題も、問題を理解→手がかりを探す→解答根拠の発見・決定→解答というプロセスをたどれば解けるようになっています。
・なので、間違えた問題や勘で解答してしまった問題は、どこのプロセスができていなかったのかをはっきりさせると次につながり、上達します。
・あとは、通っていた河合塾の早大現代文という冬期講習の講座をとり、その教材を丁寧に復習し、受験学部の過去問をプロセスを意識して3年分を3周しました。これで早稲田合格レベルに到達しました。
・なので、質問者の場合であれば、まずマーク問題集をやった後、志望校の過去問をやると良いでしょう。

cf.スケジュール
・質問者さんは、対策期間が3ヶ月なので、11月〜12月中旬で読み方(1日60分)+現代文単語帳(1日30分)12月中旬〜年末に演習(1日90分復習込み)1月から過去問(試験時間+復習60分程度)という流れでやると良いでしょう。
・上記の通りにやれば、今からでも合格点が取れるレベルまで到達できるはずです。

長くなりましたが以上です。悔いの残らない受験にできるように頑張ってください!
それでは失礼いたします。

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